2025年6月28日土曜日

マンション大規模修繕工事の厳しさ:工事施工会社員が修繕委員会に潜入、誘導か

私の住んでいるマンションも、管理会社の誘導で急遽13年目の大規模修繕工事を提案してきた。「管理組合は何も準備ができていない 。修繕委員会の設置も必要ではないか」とクレームをつけると管理会社は「修繕委員会の設置を提案、資格は1級建築士保持者」という。

普通なら大規模修繕に関心のある住民なら参加できるようにすべきだと思い、参加しなかった。その後管理会社の担当者がどんどん誘導し、競争入札をしているような格好になっていたが、結果はグループ企業の建設会社にすべて委託する談合の結果になり、今回公取委員会から談合の疑いで調べられている。

田尾規模修繕工事はマンションにいると一大イベントだが、住民は素人で修繕委員会を設置してもなかなかうまくはいかないはずだ。そんな時に誰か第三者的立場の専門家(?)がいると助かるのだ。

そんな時、朝日新聞(2025.6.27)の「マンションの修繕会合「あなたは誰」」の記事が目に留まった。こんなことをやって修繕工事を手に入れようとしている施工会社もあるのだと驚く。

新聞内容によると、修繕委員会を設置し大規模修繕工事を実施しようとしているマンションがあるのだが、その修繕委員に施工会社の営業社員が潜り込んでいたのだ。

外部からの情報でそのことがわかり、修繕委員の一人が指摘したのだ。「あなたは誰か」と。

その営業社員は身分証明もせず逃げたという。警察に通報され住居侵入容疑で逮捕されたそうだ。修繕委員になれたのは、先立ちアンケート調査が実施されたときに女性住民がアンケートの答えたために、その夫ということで修繕委員会に参加したそうだ。

勿論施工会社の社員だから大規模修繕工事や手続きには長けている。他の修繕委員もその社員の提案に託したというのだ。なりすましでの参加は5回以上、偽計業務妨害罪で告訴も考えているというのだ。

13~18年間隔で大規模修繕工事が実施され、その費用も高額になり社会問題化している。私のマンションは管理会社の担当者が都合のいいやり方でグループ会社の建設会社にすべてを委託した。

修繕委員会を設置しても住民の素人さは解決しない。第三者的立場の専門家を雇って推進することが大事か。それでも問題があるらしい。




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