2025年7月15日火曜日

今日の新聞を読んで:「ハーバード大」を「トランプ大」に思想教育か

トランプ大統領は、疲弊した産業復興、失業者対策を訴えエリート層を批判し、政治から遠ざけられていた国民に光を当てる政策を強力に進める。ラストベルト地帯の国民、失業者はトランプ支持で生活を守ろうとしている。

これを思想家であるパトリック・デニーン氏はトランプ政権を広がるエリートへの不満を積んだただの「乗りもの」に過ぎないと揶揄しているが、そうとも言えないのだ。

多くのノーベル賞受賞者、大統領や最高裁判事、合海人を生み出した「ハーバード大」に反ユダヤ主義に甘いと支援金を凍結した。「学問に自由」への政権による反撃だ。

朝日新聞(2025.10)のQuestion 「米政権、なぜエリート大を攻撃?」のアンドリュー・マニュエル・クレスボ・ハーバード大教授の記事が目に留まった。

それによるとハーバード大全体に深刻な反ユダヤ主義があるとは言えない。政権は武器として使っているのだという。

トランプ政権は独裁政権がやるように言論機関や裁判所、大学を攻撃しているのだ。とてもじゃないが自由民主政治とは思えない。

「ハーバード大」を「トランプ大」に替え思想教育をしようとしている指摘に恐ろしさを感じる。

ここで米国民のやるべきことは、米国民の良識だという。国を独裁的支配に下に置こうとする試みがあれば、抵抗しなければならない、「それが今なのだ」と指摘する。

正論だ。

共和党、民主党と米国を二分するが共和党が断然強い。議会も拮抗しているが共和党の勢力だ。しかし共和党の中でもトランプ政権に批判する勢力がある。

今後4年間の辛抱と言わず、中間選挙で是正が必要だ。 

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