2025年8月3日日曜日

今日の新聞を読んで:「密約は政権を守るため」か、安保密約も関税合意も同じか

時の内閣を守るため外交には密約が つきものなのか。朝日新聞(2025.8.3)のTOPニュースに「安保密約 岸首相が主導」というタイトルの記事が目に付いた。安保改定交渉で朝鮮半島有事に限り日本政府との事前協議不要とする密約交渉を岸首相が主導したという。

岸さんとマッカーサーは「この問題の扱いを誤ると条約は破れ内閣は倒れる」と藤山外相を通じ「秘密議事録」の形で合意する案を示したというのだ。

思い出すのはいま進めているトランプ関税に対して「誤ると内閣はつぶれる」と赤澤大臣が米側に譲歩を迫ったという記事が出ていたのを思い出す。

何時の時代にも外交には政権を守るための密約がつきものなのか。

安保密約を調査していた信夫・日大名誉教授が米国の公文書館で資料を確認した。信夫先生が「時の内閣を守るため密約に頼る日本外交の内向性があらわになった」とコメントしている。

さて唐突に合意に向かった関税に日米交渉も、合意文書が作成されていないという不安がある。国会審議が進む間にどんな密約が隠されているのか。

日本政府からは出てこず、米側から特にトランプのSNSで飛び出すかもしれない。

0 件のコメント: