2010年8月29日日曜日

政治に混乱を招くだけの鳩山、小沢さんの存在か


代表選をめぐり政権党の民主党が非常事態に直面している。その中で鳩山、小沢さんの存在が混乱を大きくしている。鳩山さんの優柔不断さは仲介役不足であるし、小沢さんは相変わらずの権力闘争に徹している。

民主党のスローガンは「国民の生活が第一」でありながら、実体は、我が身の権力保持にあるだけなのだ。鳩山さんは、民主党分裂の危機に当たり、仲介者を気取っているが、優柔不断さは、総理時代から変わらず、支持がブレまくって、寧ろ混乱に輪をかけている。

小沢さんも、小沢さんで自身の政治塾で、多くの報道取材陣を前に「今日は下世話の話はしない」と言ったが、小沢さんこそ代表選を権力闘争の場として下世話な話題に持って行っている。

出馬宣言する前は、自分の考えは述べず周辺議員が憶測で忖度し、その政界の動きを影で楽しんでいる闇将軍だ。民主党が目指す「クリーンで開かれた政治」都はかけ離れた政治手法である。

今までのひ弱な総理を見るに付け、強力なリーダ-シップが要求されているが、小沢さんにその力があることは認めるも、自らも「政治は権力闘争」と言うように、政局を小沢さんに頼る危うさは付きまとう。

我々の総理を選ぶことになる代表選にあって、民主党国会議員と国民の間に乖離がある。議員数では圧倒的に小沢さんが有利であるが、ある通信社の緊急世論調査では菅支持69%、小沢支持15%だ。

小沢さんの側近議員が「小沢出馬」を煽っていたが、実際に小沢さんが出馬を宣言すると、かえって戸惑っているのではなかろうか。彼らの狙いは、小沢さんの出馬ではなく、「脱小沢」戦略で失った党内の権力奪回にあったのではなかろうか。

政権党にあって、鳩山さん、小沢さんの存在は混乱を招くだけだ。国民のためというのであれば、1日も早い政界からの引退が望まれる。
写真:首相官邸 民主党代表選後の予想される混乱をどう乗り越えられるか

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