東京都大田区のモノづくり中小企業や企業グループの高度の技術・技能を紹介する「おおた工業フェアー2011」が今年も太田区産業プラザで開催されている(2月3~5日)。今年のテーマは「世界のアイデイア加工工場」だ。世界の工場として中国の躍進は驚くばかりであるが、「おおた」は「アイデイア」で勝負するのだ。
ここ東京都大田区は、特異な技術、技能で日本の製造業を支えている中小企業が多い。その製品は大田区役所3階ロビーで天井から吊された800品種を越える展示品で見ることが出来る。小さなモノはネジ、スプリングから大きなモノはヘラ絞り製品まで豊富な種類だ。
今年も会場を見ると、オーソドックスで製品を陳列し技術をアピールし商談を期待する企業と、若者が寄り集まり得体の知れない、何に応用できるのか分からない工作物を展示するグループと二極化している。
当然のことながら、今年も若者達のグループの活動に目がいく。「大田ブランド」は一つ一つの異なる個性が集結し、そこから生まれる新しい価値を提供すると言われているが、若者達の活動も数人、数社が集まって、それぞれ得意な技術を持ち寄り新しいモノづくりに挑んでいる。
中小企業の若者、漫画家、独立法人の研究者のグループである「Team職人魂」は、今年は圧縮空気で動く圧縮空気エンジンを試作展示している。昨年のスターリングエンジンでは力が出ないので、圧縮空気を使うそうだ。ポンプでコンプレッサーに空気を送りデモをして見せてくれた。
部品づくりだけでは飽きたらず、町工場のイメージを高めるため、こんなモノを作ったという。「アイデアを集めてのシステム作りですか」と聞くと遠慮気味にうなずいた。この会場で、丸形のピストンではなく、直角型(四角形)のピストンにも挑戦するのだという。
おおたグループネットワーク、加工技術集団「THE連携」もお馴染みで、二代目への世代交代がうまく行った中小企業の集団だ
今までのようなことをやっていてはダメで、表舞台に出たそうだ。一人一人の若者にそう言う気持ちがあって、勉強会などをやっていたが、誘ってくれる人がいて技術集団を作りこういった工業展に参加できるようになったと言う。
改良型のテイーバッテイングマシンを展示していた。原型があるモノから、コストダウンなどの要望があり作ったマシンを展示したという。他に休憩水槽を展示していた。参加企業の技術を結集したら出来た水槽であるが、何に使えるかは未知数だ。
モノづくりに街づくりをコラボした、モノづくりとまちづくりの総合プロジュースした「モノまちラボ」が首都大学東京、横浜国大、東大で2009年4月から進められている。
今回は3つのテーマを上げている。一つは、卵形の容器に製品を入れて売る「モノづくりたまご」だ。
中小企業の持つ加工技術や製品を生活製品にし、モノづくりと生活者の距離を縮めようというモノで、地域ブランドの発信だ。
2つ目は、Wrapping cubeと言い、工場の技術や製品を理解してデザインし生活製品を提案しようというモノだ。提案例としてアクリル樹脂の大きいブロックに、着色したアクリル板を重合接着し、色がグラデーションしたブロックを展示していた。応用面は不明だという。
最後は、モノづくりと暮らしを融合した次世代のまちづくりをめざし、生活空間の活用法を提案する工場町家づくりだ。
一人の力ではどうにもならないが、異業種の人間が技術を持ち寄り、アイデイアを出し合い技術を結集していけば、中国に負けない加工工場を目指すコトが出来る。その原動力は町工場のモノづくりを支える若者にある。
ここ東京都大田区は、特異な技術、技能で日本の製造業を支えている中小企業が多い。その製品は大田区役所3階ロビーで天井から吊された800品種を越える展示品で見ることが出来る。小さなモノはネジ、スプリングから大きなモノはヘラ絞り製品まで豊富な種類だ。
今年も会場を見ると、オーソドックスで製品を陳列し技術をアピールし商談を期待する企業と、若者が寄り集まり得体の知れない、何に応用できるのか分からない工作物を展示するグループと二極化している。
当然のことながら、今年も若者達のグループの活動に目がいく。「大田ブランド」は一つ一つの異なる個性が集結し、そこから生まれる新しい価値を提供すると言われているが、若者達の活動も数人、数社が集まって、それぞれ得意な技術を持ち寄り新しいモノづくりに挑んでいる。
中小企業の若者、漫画家、独立法人の研究者のグループである「Team職人魂」は、今年は圧縮空気で動く圧縮空気エンジンを試作展示している。昨年のスターリングエンジンでは力が出ないので、圧縮空気を使うそうだ。ポンプでコンプレッサーに空気を送りデモをして見せてくれた。
部品づくりだけでは飽きたらず、町工場のイメージを高めるため、こんなモノを作ったという。「アイデアを集めてのシステム作りですか」と聞くと遠慮気味にうなずいた。この会場で、丸形のピストンではなく、直角型(四角形)のピストンにも挑戦するのだという。
おおたグループネットワーク、加工技術集団「THE連携」もお馴染みで、二代目への世代交代がうまく行った中小企業の集団だ
今までのようなことをやっていてはダメで、表舞台に出たそうだ。一人一人の若者にそう言う気持ちがあって、勉強会などをやっていたが、誘ってくれる人がいて技術集団を作りこういった工業展に参加できるようになったと言う。
改良型のテイーバッテイングマシンを展示していた。原型があるモノから、コストダウンなどの要望があり作ったマシンを展示したという。他に休憩水槽を展示していた。参加企業の技術を結集したら出来た水槽であるが、何に使えるかは未知数だ。
モノづくりに街づくりをコラボした、モノづくりとまちづくりの総合プロジュースした「モノまちラボ」が首都大学東京、横浜国大、東大で2009年4月から進められている。
今回は3つのテーマを上げている。一つは、卵形の容器に製品を入れて売る「モノづくりたまご」だ。
中小企業の持つ加工技術や製品を生活製品にし、モノづくりと生活者の距離を縮めようというモノで、地域ブランドの発信だ。
2つ目は、Wrapping cubeと言い、工場の技術や製品を理解してデザインし生活製品を提案しようというモノだ。提案例としてアクリル樹脂の大きいブロックに、着色したアクリル板を重合接着し、色がグラデーションしたブロックを展示していた。応用面は不明だという。
最後は、モノづくりと暮らしを融合した次世代のまちづくりをめざし、生活空間の活用法を提案する工場町家づくりだ。
一人の力ではどうにもならないが、異業種の人間が技術を持ち寄り、アイデイアを出し合い技術を結集していけば、中国に負けない加工工場を目指すコトが出来る。その原動力は町工場のモノづくりを支える若者にある。
写真上段左:モノまちラボの提案ブース
写真上段右:世界のアイデイア加工工場を目指せ
写真中段左:THE連携の球形水槽
写真中段右:モノまちラボのアクリルキューブ
写真下段:Team職人魂の圧縮空気エンジン
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