2010年3月11日木曜日

メデイアが煽る政界再編:国民不在の混沌とした政局か

民主党政権の支持率が下がるばかりの民主党、にもかかわらず一向に支持率が上がらない自民党。舛添さんと与謝野さんが、現執行部に対する不満で、「谷垣降ろし」や「新党立ち上げ」の動きを臭わせる、一方の民主党は、「政治とカネ」の問題に始まり、小沢流政治への反感もあり「民主党らしさ」を取り戻さないと国民の支持は得られないと考えている。

 その先には、政界再編問題があるが、一体どういうグループ分けが出来るのか

 自民党は、もう引退しても良い長老・高齢議員・派閥の長、変えようとする中堅・若手議員、人気度が高い舛添さん、今のままではダメだと執行部批判する与謝野さんらのグループ。
 
 民主党では、親小沢、反小沢というか旧民主党系、旧自由党系でのグループ分けが考えられている。

 これに、支持する政党で人気が出てきた第三極としての公務員制度改革で一家言持つ渡辺さんの「みんなの党」が上げられている。

 考えられる政局としては、鳩山/小沢退陣 → 夏の参議院選で民主惨敗  → 新たな民主党政権/あるいは連立政権 → 次の衆議院選前の政界再編へ?

 新たな連立政権では、今閣僚に名を連ねている旧民主党系、自民党若手/中堅議員、場合によっては公明党、あるいは「みんなの党」も加わるだろう。舛添さんや与謝野さんのグループは、どう行動するか。「政治とカネ」の問題の小沢、鳩山、若手から引退を宣告された森、青木さん達は無所属だ。

 しかし、問題が大きい。誰がリーダー(総裁/総理)になるのか、その主たる政策?、そして連立政権を維持できる力が発揮できるか。

 メデイアは政界再編を煽り、「オレがオレが」の政治家はこの閉塞感を打開するために、新党立ち上げを臭わすが、本当に政界再編が出来るのか。

政治家は誰とくっつき、誰と離れるかの権力闘争に終始し、政策は官僚任せで国民不在の混沌とした政局になる可能性が強い。

比較的安定なのは今の民主、自民の枠組みの中での連立を組むことだ。自民党の長老議員、新党立ち上げが挫折したグループ、親小沢さんのグループなどは一歩下がるべきだろう。

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