建設工事現場で、床下の廃刊の保温剤を巻く作業で、地下から湧いたガスに引火した爆発事故(普通ならガス検知を行なって始める工事だ)、JRで屋外の通信ケーブル管を吊す部品に屋内仕様を使っていたために劣化して垂れ下がる運転休止事故。大事故の原因は意外にお粗末である。
一般家庭のセキュリテイーも同じことが言える。
先日東京のマンションに引っ越しした。警備会社と契約してセキュリテイーは完璧だという。当然ながら、エントランス、エレベーターはキーをかざさなければ明かない。部屋の玄関のドアも、セキュリテイー・ロックされる。非常階段、ゴミ置き場もキー操作が必要でセキュリテイーは万全だという。
しかし、それは設計者の頭の中でのセキュリテイー・システム構築である。
当然起こるべきことが起こった。便利なのでよく利用する、非常階段のドアが完全にロックされないのだ。完全に閉まりきらない状態で、誰でも侵入することが出来る状態にあった。
試してみると、ドアが自動で締め切ることが出来ないのだ。人間が最後までドアを締め切らないとロックされないのだ。
セキュリテイーの設計者は頭の中では完全なセキュリテイー・システムを構築しているのだろうが、使っている部品が不備か、調整不足でマンション全体のセキュリテイーが不備になっている。
住民も注意が足りない。注意書を張ったが読んでくれないのだろうか。管理人、マンションのサービス会社にも連絡したが、その日のうちに改善はされなかった。
セキュリテイーは、システム任せではいけない。一人一人の注意力が最後は物を言う。安全もそうなのだ。
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