2010年12月5日日曜日

2つの風物詩:外苑のイチョウ並木、表参道イルミネーション
















この時期の風物詩と言えば、イチョウ、イルミネーション、クリスマスツリーなどたくさんテレビ、新聞で報道されている。それに刺激され、神宮外苑のイチョウ並木と表参道の
ケヤキ並木のイルミネーションを見に行った。

4日、地下鉄浅草線外苑駅で降り、イチョウ並木を見ようと神宮外苑へ向かう。残念だが4列あるイチョウ並木の葉はほとんどが落ちてしまった。寧ろ歩道に黄色の絨毯だ。「すごい!」と言う声が聞こえた。カメラは上よりも下に向けている。昨日の朝の大雨で落ちた可能性がある。

比較的温かい場所や街灯近くでは、まだ葉が付いているところもあるが、ほとんどが裸木に近い。イチョウは若葉、青葉、黄葉、裸木と4季楽しめる珍しい樹木だ。

銀杏について、説明書がある。それによると、1億5000万年前に地球上に広く分布し手板が、氷河期の到来で絶滅したそうだ。化石が残っているという。日本に到来したのは、比較的暖かだったために死滅を逃れた中国からだそうだ。

そう聞けば、落ち葉になって掃除が大変だし、実が落ちて踏むと臭いにおいが付きまとう嫌な思いは吹っ飛んだ。

この神宮外苑のイチョウは手入れもゆき整っているようだ。樹高順に植え付けられて背景の絵画館と遠近法が保たれているという。

12月の中旬まで、イチョウ祭りが開催されている。

外苑から一駅分歩くと、表参道に着く。

青山通りから明治神宮まで150本に及ぶケヤキに90万個に近いLEDが点灯されている。一本一本見ると異様だが、全体を見るとすごい。車道近くに身を乗り出してシャッターを切る。陸橋で写そうと思っていたが、通行止めで監視が配置されていた。

1月3日まで点灯されると言うが、樹木にとってはいい迷惑だろう。

OMOTESANDO HILLSにはいると、クリスマスツリーがすごい。賛美歌のような音楽が流れる中で、皆立ち止まってカメラのシャッターを切る。エスカレーター付近では、「立ち止まらないでください」と警備の人が注意していた。

「良い東京の土産話が出来る」と年配の女性が満足げだ。「こういう風景を見ずに死ぬのと、見て死ぬのとでは、どちらが幸せか」と家内に聞くと「そりゃー 見て死ぬのが幸せよ」という。

帰るためにJR原宿駅に向かった。
写真上段左:外苑歩道 イチョウの葉が絨毯状に落ちている
写真上段右:イチョウ祭り会場
写真中段左:OMOTESANDO HILLZのクリスマスツリー
写真中段右:外苑の銀杏並木
写真下段:表参道ケヤキ並木イルミネーション
いずれも2010.12.4撮影

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