2010年12月14日火曜日

今の小沢さんに群がる民主党議員の本音とやるべきこと

国会招致、証人喚問を嫌がり政治責任を果たそうとしない、政治資金スキャンダルで強制起訴、国民の80%は期待していない、その扱いに手を焼く民主党執行部を尻目に、小沢さんに群がる民主党議員の本音とやるべきこと?

「国民が聞く耳を持たなくなった」と言った鳩山さんと抱き合わせで幹事長を辞任したのは何だったのか。

多くの国民が「折角政権を勝ち取った党に迷惑をかけたくないので、自分一人で離党する」と言えば、「さすがだ」と感心するのだが、実際は「離党せず、民主党でがんばる」という。折角勝ち取った民主党政権に迷惑をかけている気持ちが微塵も感じられない小沢さんだ。

そんな小沢さんに、何故ついて行こうとしているのか。いや群がっているのか。

選挙にあって、いくらでも欲しい運動資金にポンと援助されたことに感謝しているのも分かる。今回公開された政治資金収支報告書で91人の候補者が、総額4.5億円を小沢さんの政治団体から受け取っている。候補者として掘り起こされ、資金援助されたのだから慕うのも当然だ。

ところがその資金の原資に、疑惑があるのだ。

出てくる総理が皆、「指導力がない」という理由で支持率を落としている。そこで剛腕小沢さんなら政治主導で、国民と約束した公約は守ってくれるだろうという期待があるかも知れない。

しかし、こう財源が不足する国家予算にあっては、誰が総理になってもマニフェスト遂行の足かせになる。

小沢さんに群がる議員には、あわよくば大臣、総理に担がれるチャンスがあるかも知れないと思う議員もいるはずだ。民主党内で小沢系議員がどの位いるか分からないが、150人とすると、総理指名のチャンスもあるかも知れない。

でも小沢さんからは年配の議員は去り比較的若手が多い。今の党内にあって野党的存在であれば経験も積むことが出来ず大臣なんて不可能だ。予算委員会で質問したりする議員もいるが、「政治とカネ」の問題で小沢寄りの「政治資金規正法の何に違反しているのか分からない」と発言した議員もいる。

小沢さんは、もう年だし、他の議員は格下と思ってバカにしている節がある。だから党執行部の言うことも聞かない。それでは党としての統制もつかない。

小沢さんが係わってくると、何となく胡散臭く感じてくる。

国会招致、証人喚問への出席に反対するのではなく、出席して事実を明らかにするよう進言するのが、国会議員としてやるべき仕事ではないのか。

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