2010年5月1日土曜日

官房機密費:政治も金次第?


相当前であるが、機密費が問題になったことがある.国会審議の潤滑油おしてカネがばらまかれているという。国会が荒れるときは、その支出も増えるらしい。しかし、実際の所、どんな使い方をしているかは分からなかった。

民主党が野党時代に、官房機密費を公開すると約束しながら、実際に政権に就くと、相手のあることなので公開は出来ないと言う。そう言いながら平野さんは1500万円(?)を2回払い出したというが、その内容は言えないらしい。

自民党政権最後の官房長官だった河村さんが、政権最後に多額の官房機密費を払い出したらしい。噂では、衆議院選での巨額な借入金の返済に当てたとも言われている。

国民の血税を誰のチェックも受けずに年間14億円以上も支出できるのだから、おかしなモノである。

そんな折りに、こんな悪弊は廃止しなければならないと、官房長官経験者の野中さんが、詳細な内容緒話し出した。テレビ報道の初回放送分によると総理大臣に1000万円、幹事長に500万円、国対関係者に500万円渡したことがあるというのだ。

国会議員の外遊時の「餞別」、それを目当てに官邸に来る人間には渡さなければならないらしい。官房長官にしてみれば、自分のフトコロを痛めるモノではないが、一片のやましさも感じないのだろうか。

ところが国会審議をスムーズに進めるための潤滑油としても使われていたとしたら問題ではないか。カネで法案がねじ曲げられる。政策が中途半端に終わってしまう。回り回って選挙資金に変わる。そして、議員特有の「たかり体質」の増長にもなる。

利権で票を買い集め国会議員に当選し、国会審議も金次第では、公明正大な選挙、民主政治はどうなっていくのか。

この悪弊をなくすには、野中さんが言うように、官房機密費を全廃することだ。事業仕分けも大切であるが、まず国会議員から無駄や訳の分からない税の使途をなくしていく姿勢が必要である。
写真:官邸、この中でもわけの分からない金がばら撒かれている。

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