2011年4月30日土曜日

菅総理 まず民主党内で信を問え



この大震災時に対応が迫られる時に、内閣支持率の低迷、国会での退任要求、支持母体の連合からの党内対立への苦言など菅政権の足下がしっかりしていないこと自体が、国民にとって不幸なことである。菅さんは、まず民主党内で信を問うことにより出直すべきではないか。

これだけバカだチョンダと言われているのに相変わらず総理の座にしがみつける強い意志の拠り所は何なのか。

29日の予算委員会で、みんなの党の渡辺さんから、「危機管理がデタラメ、総理の退陣を要求する」とまで言われ、相変わらずの不人気ぶりだ。

本人は「一生懸命やっているのに何故だ」という心境だろう。大震災、原発災害対応では会議を乱立したが、目的が曖昧で、指揮命令系統もはっきりしない。役人が信頼できないので専門家を内閣参与に任命しアドバイスを受けるつもりが、「対策が場当たり的」と批判され辞任されてしまう。

政治家の本望として「震災の復旧・復興、財政再建に目処を付けること」と言うが、共同通信のアンケート調査では、今回の震災対応に県知事達の評価は低い。更に、財政再建を目指す姿勢は良いが、菅総理が言うと財務省に言い含まれたと批判される始末だ。民主党の公約である政治主導に反するとこれまた批判の対象になる。

震災復興財源の確保、野党への取り込みもあって子ども手当をはじめとする民主党のマニフェストの重要な政策が見直しされている。コレが公約は守れと主張する小沢指示グループなどとの対立の要因になっている。

先に統一地方選での敗北も党内抗争の要因だ。菅総理をはじめ執行部は、震災対応に批判が言ったのではなく、政権交代で約束した公約を見直したコトに原因があると分析しているようだ。公約を見直す野であれば、何も民主党に政権交代した意味はない。

それでもポスト菅が見えてこないことに菅総理は強気なのだろうか。

政権与党内もまとめきれない菅総理では、指導力不足と批判されても仕方ない。

ここは、民主党内をまとめるべく民主党の両院議員総会などを開催して党内で信を問うて出直してこいと言いたい。政権党内から「菅降ろし」の動きがあること自体、菅政権を信用できないことになる。

開かれた政党を目指す民主党が、責任回避のために、民主党大会も開けないなんて、そんな政党に政権を託するコトなど出来ないのだ。

民主党は、ガラガラポンで分裂、再編成し出直すしかない。このままでは野党との連立も覚束ない。

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