2025年10月5日日曜日

高市新総裁は私たちが選んだ総理になるのか

 今回の自民党総裁選はなんだったのか。ふたを開ければ前回と同じ高市、小泉、林、小林、茂木の5人だ。一番最初に宣言したのは茂木氏、最後はいつものように本命視されていた小泉氏だ。

選挙では岩盤支持の保守層を参政党、国民民主にもっていかれたのが敗因と考えられ保守色の強い高市さん有利に見えた。小泉さんは若さ、発信力、行動力でいつもトップ争いだが、前回も今回も涙をのんだ。

決選投票の結果役30票差で高市さんが総裁に選ばれた。今回の総裁選で明らかになったこととして

〇自民は変わらなければならないというテーマが曖昧になった。「政治とカネ」「団体献金」などは曖昧になり。政治資金規正法違反者もお咎めなしに終わった。

〇旧統一教会問題も韓国でトップが逮捕された。しかし旧安倍派の連中は知らんふりだ。誰も追及しない。

〇高市さんはタカ派色を出していたが、旧安倍派の流れを汲んだ。旧安倍派の支持を得ることが大き方か。ただこれからは少数与党としてどの政党と連合あるいは連立を組むことができるか。

〇選挙の各段階で、派閥解消をしていない麻生派が大きな役割を演じた。派閥復活の契機になるか。

〇排外主義がとの程度進むか。人口減少の中で、外国人労働者の役割は大きい。一方で「日本ファースト」も大事だ。

〇そして財政出動か財政健全化か。財政出動しても税収が伸びない。結果は赤字を積み上げることになる。しっかり国会で議論すべきだ。

〇対米国への姿勢だ。トランプは論理に一貫性がなく、高市さんが安倍派継承とみると安倍氏のお土産外交を迫ってくるかもしれない。

決してその手に乗らないことだ。

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