2009年8月4日火曜日

総選挙:1人4億円の高い買い「者」、議員数を減らし節約を


選挙がある度に考えることは、議員数が多すぎることだ。今、国会議員の数は722人、世界的にも多いと言われている。
 そのため、かかる費用は莫大だ。議員年収約2000万円に、数々の非課税特権、政党交付金などを入れると年間一人1~1.2億円かかるという。衆議院で言うと4年間で4億円に上る税金からの支出である。

 更に、選挙制度もおかしい。衆議院は小選挙区300議席、比例区180議席。どうしてこんな制度になったか分からないが、運用面でおかしい。比例区に小選挙区の候補者が重複立候補し、小選挙区でNOを突きつけられた候補者が、比例区でYESでは小選挙区での有権者の判断が何だったのかと疑いたくなる。

 政党側に立ってみれば、中選挙区制をやっているようなものだ。小選挙区で負けても、比例区で復活できれば2政党がそれぞれ1議席ずつ確保したことになる。コスタリカ方式をとっている政党などは、2つの議席も可能性がある。

 政権与党の自民党は、国会議員数削減や参議院を廃止して一院制をマニフェストに記載しようとしたが、反対に遭い屈した。国会議員自ら自分たちの地位、身分に不利益な政策を推進することは不可能であることは自明である。

 国民が削減や一院制を望んでも、それに向け、手続きを進めるのは私達が負託した国会議員である。憲法改正など大きな問題を含んでおると、ほとんど期待できない。

 そこで、有権者が立ち上がる必要がある。

 まず、比例区の投票を「白紙」または「不必要」と書いて「無効」にしよう。

 投票自体を棄権するのは、一番ナンセンスだ。今の私達は投票でしか意思表示できない。

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