2009年8月1日土曜日

自民党よ 「日本を守る責任力」を全うできるリーダーは誰か


民主党のマニフェスト発表から遅れること1週間、政策の違いを明確にしようとしたのだろうが、今後4年間の目標や工程が不明確でマニフェストの体を成していないという評価は同感である。予算編成、経済対策で財政出動はするが、一体どんな経済社会が到来するのか、いつも疑問に思っていた。

今回は、民主党の政策と違って、10年先の2%成長を目指しているが、長期目標もさることながら、4年先は何%の経済成長が見込めるのか、はっきりさせるべきだ。

キャッチコピーも「日本を守る責任力」となっている。自民党長期政権の継続を訴えて居るように思えるが、誰がリーダーで推進するのか、大事なことが分からない。これでは折角のマニフェストも「絵に描いた餅」になりかねない。

麻生さんは今まで、総理・総裁としての態度を改めて、機会あるごとに反省と謝罪を繰り返している。「私の至らないために、混乱や政治不信を招いた」、今回は「国民への気持ちの配慮が足りなかった」という。

麻生さんのリーダーシップの無さ、ブレる発言に対して、国民が不信感を募らせているのは確かだ。世論調査でも80%近くに人が否定していたではないか。その麻生さんが、謝罪しながらの政権維持の訴えである。

今までの麻生さんは、その資質やリーダーシップに問題があったが、これからの麻生さんは何ら問題ないというのか。信じられない。麻生さん自身政治姿勢をどう変えていこうとしているのか。

自民党内でさえ、「麻生さんでは選挙は戦えない」と応援を求める候補者は「ないことはない」程度らしいことは容易に想像がつく。

マニフェストからも最後の署名の箇所を除いては、麻生さんの顔写真はなくなった。「麻生がくし」と言われているが、そんなリーダーの元で選挙を戦っても勝ち目はない。

自民党に問いたい。「誰がリーダーで責任を全うするのか」、そして「求められるリーダー像」とは。

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