2009年8月27日木曜日

今回の緊急地震速報の誤報はドンマイ、ドンマイ


25日の朝、緊急自身速報が流れ、4時間後に誤報だったことが分かり、問題になった。

 原因は地震計ソフトウェアー回収で、依頼された民間会社の明星電気が、振幅計算の単位を間違って入力したために、実際はM4.1で揺れを感じない地震がM6.5になり緊急情報が流されたようだ。

 千葉県房総の4カ所の地震計が作動し、気象庁へデータを送信したが、他の3箇所は正常に作動したが、ソフトを誤修正した1カ所がM6.5を送信した。

 実際にも地震波発生したのだ。

 この取の災害情報は、迅速、正確を期すことは当然であるが、人間がやる以上は、監視体制構築にはどうしても人為的ミスは付き物である。それをどう認めるかの問題だ。

 幸いに、今回は交通機関などに安全確認の手間をとらせたし、利用者にも迷惑をかけた点があるにしても、幸いに人命にかかるモノはなかったようだ。寧ろ、今回はいろんな問題点を私達に明らかにしてくれたことに価値がある。ドンマイ、ドンマイだ。

 こんな重要なシステム構築に、気象庁の管理体制が手抜かりであったことが分かった。民間会社に頼っていることは仕方ないが、うっかり任せることなんてとんでもない。しかも重要なソフトの修正後に、テストランする方法で、正常に作動するかどうか確認しなかったのだ。

 単位や、管理数値などの入力には、誤入力になったときに、注意表示を出すのが常識ではないのか。例えば、「入力単位が間違っています」と注意表示すれば避けられたミスではなかろうか。

 それと、契約によって違うのだろうが、携帯電話に警報を出すことが出来るらしいことが分かった。巨大地震の発生が予測されている首都圏など地域では、この種の警報が役に立つ。アパートやマンションに住む人は、警報が出ると、まず玄関のドアーを開けることだ。地震後に、閉じこめられることが回避できる基本行動だ。

 そして、ここが大事な事であるが、房総沖、千葉県沖は巨大地震発生空白地域なのだ。56年前の1953年11月にはM7.4、深さ39kmの巨大浅発地震が発生しているし、千葉県、茨城県、埼玉県内ではチョクチョク地震が発生している。予知が当たるかどうかは分からないが、関東地方では直下型を含めて、近々地震が発生する警告を出している民間予知機関がある。

 FM電波や大気のイオン濃度に異常が出ているという。この予知では、数年前、放っておけない異常値を観測し、勇気を出して時期、場所、地震規模の警報を出したが当たらず、見放されていたと思ったが、いまでも観測を続けている。予知が結構当たっているモノもあるらしい。

 でも、一部学者は認めているモノの、地震予知では亜流の研究らしい。
 心配しすぎるときりがないし、安心できるものでもない。被害が大きくない地震が頻発して、エネルギーを放出してくれるのが一番良いのだが、そうはいかない。

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