2009年9月25日金曜日

ワクチン接種:季節型インフルは何とかなったが、新型は無理か




 新型インフルエンザ感染で重篤な脳症にかかった子供さん、持病があったため高齢の方がお亡くなりになった事例などがメデイアに取り上げられ、死亡者も増加している。季節型インフルエンザの患者数は人工の10~15%、それが新型になると倍ぐらいの患者数になると言う。「感染力が強い」ことから当然かも知れない。

 そんな中で、活字メデイアは、ワクチン不足、ワクチン接種の優先順位や海外の情報を報じている。情報は増えるが、実際に「身近ではどうなるのか」、不安が募ってくる。

 先日、東京から群馬に車で帰って来る時、環八沿いの順天堂大学付属練馬病院で、「発熱外来」のテントをみた。期間病院としての新型インフルへの対策だ。全国で感染拡大が続いている今、我が街の中核病院の対策はどうなっているのか心配になる。

 丁度、高脂血症で3ヶ月に一回、開業医に入って検査と処方箋をもらっている時期が来たので、昨日行ってきた。昨年なら待合室に「インフルエンザワクチン接種の予約受付」のお知らせが張ってあったが、今年はそのお知らせもみあたらない。

 一応の診察が終わると、先生が「毎年、ワクチン接種をされていますが、今年はどうしますか」と聞いてきた。「待合室に予約の受付の張り出しもなかったので、どうなっているのかと思っていました」というと、「ええそうなんです。今年は本数が減らされるので、張り出しはせずに、希望を聞いているのです」という。

 季節型インフルエンザのワクチン接種を予約し、更に「新型インフル円座のワクチンはどうなっているのですか」と聞くと、「まだ何も決まっていません。私達医療従事者への接種も分からないんです」と困惑を隠せない。「ただ、接種ワクチン量もきまっているし、優先順位もあるようなので、どこか一カ所の病院でやられるのではないか」と説明してくれた。

 接種の優先順位では、意見も分かれるだろう。厚生労働省ではHPでパブリックコメントを求めていたが、妊婦や持病を持っている人は勿論であるが、保育園児、幼稚園児や小・中校生そしてその家族に接種することで、大感染を予防できるのではないかと思う。

 医療体制も心配になったので、近くの中核病院に行ってみた。今年の初めの流行期には、病院の玄関前に、メキシコ、アメリカなど流行地への渡航の経験のある人に注意事項が張ってあったが、今回は「ご協力をお願いします」という張り紙が出されている。
 それによると、「発熱、咳などの症状のある方は事前に0274-63-2111をかけるか、受付窓口で相談ください。症状のある方は、マスクの着用をおながいします」とあった。

 新型インフルエンザへの対応、ワクチン接種は一概に決められず、地域によりことなるようだ。それだけに情報が欲しい。恐らく市の広報紙などで知らしめられるのだろう。

 結局、季節型インフルエンザのワクチン接種は11月に予約したが、新型については無理だろう。外出から帰ったら「手洗い」と効果は疑問視されているが「うがい」を励行するしかない。孫が通っている都立保育園では、玄関の柱に「新型インフルなど感染症の発生状況」の看板が出ているが、まだ感染児童はいない」らしい。保育園や外出から帰宅すると、洗面所に直行し、「手洗い」を30秒とぎこちない「うがい」をしている。

 大人も同様であるが、親は毎日子供の体調をチェックし、万一体調が悪かったら、保健所に相談し、医者に行き薬をもらって1週間ほど家で休養することだが、熱、咳、体調の悪さの判断をどうするか、子供を休ませるかどうか、毎日難しい問題に直面するのだろう。

 キーワードは「他人にうつさない」ことだ。

0 件のコメント: