| tenki.jp 2025.11.28 過去30日間の震央分布図より |
12月に入ると南海取ら宇巨大地震に関連するニュースが目立つ?。そうだろう1944年、1946年の2年間隔で巨大地震が発生したのだ。それも12月の7日、21日なのだ。
当時は戦争中でもあり政府菜詳しい情報を統制していたが、関連の町村では貴重な資料が保存され、今公開されている。
そして重要な経験談が90歳代高齢者により語られている。そうなのだ、80年前の発生だからしっかりした経験は90歳代の高齢者に頼ることになる。
新聞の「てんでんこ」によると女性経験者が習字の時間に揺れが来て、皆机にしがみついたという。ここは津波が危ないので裏山に逃げろと校長先生が言ったそうだ。
裏山で海の方を振り返ると「海が真っ赤だった「という。今でいえば、引き潮で海底が現れたのだ。
その女性も「だんだん経験者もいなくなり、当時のことがわからなくなる」と嘆く。
また、いろんなニュースが流れる。折角構築した避難タワーも津波に高さに不足していたというし、さびて再構築が必要な場所もある。死者数など被害状況が見直されているが、活動計画に津波を予想する消防本部25%と言う。
対策を考える自治体も経験者がいなくなり、人的不足もあり十分な活動はできないらしい。
南海トラフ巨大地震の発生は30年以内に確率80%と言われているが、異論も出ている。
1854年M8の安政東海地震、1707年の宝永地震、1944年12月7日M7.9の紀伊半島南東沖地震、1946年12月21日昭和南海地震が有名だ。
1854年と1707年では約150年、1946年と1854年では約90年で南海トラフ巨大地震の発生間隔は100~150年と見られ、既に80年が過ぎ、いつ起きても不思議ではないと言われている。
しかしこれには問題があり、予測計算法が他の地震発生確率と違うという。従来の予測計算では20~30%の確立になるらしい。それじゃ、国民に危機感がなくなると危惧されている。
現在、早くて2030年半ば、遅くて200年先と言う研究報告がある。「来るならゆっくり来い」と言うことだ。。