2009年7月13日月曜日

不人気で不入りな「麻生劇場」も終幕へ


昨年9月から始まった麻生さんを座長とする麻生劇場も、意外にも座長としての資質の問題が発生し、不人気で不入りが続き、座長を替えようとする動きが強まった。しかし、麻生座長は先制攻撃(来週解散、8月30日投票)で「座長降ろし」の封じ込めに向かった。

 都議選の歴史的大惨敗を受け手の、決断だったが、次の興業(自民党政権の継続)を打てるかどうかは分からない。

 確かに、麻生座長の出し物は難題に次ぐ、難題であることは皆も認めるところである。

 100年に一度と言われる世界的な経済危機に対する景気対策、台本を書き加え(矢継ぎ早の本予算/補正予算案)を出すが、その効果は分からない。自民党の長年の出し物である「構造改革」も大幅な変更を余儀なくされた。

 内容もどたばたした。巷間言われているのが漢字の読み間違い、政策のブレ、要所要所での判断ミス、官僚主導政治への追随など挙げればきりがなかろう。やることが皆しじりつを落とす結果になった。

 麻生さんは、座長の座を手放したくないのは当然としても、自ら解散に打って出ることでそれなりのプライドを保ったことになるだろうが、自民党という政党の不甲斐ない現状を国民にさらけ出した失点は大きい。

 総選挙に持っていっても、麻生座長の支持は得られず、座長の座から降りる事は避けられず、麻生劇場は終幕を迎える。

 次は主催者を民主党に替えての興業になるが、故人献金など政治資金規正法での爆弾を抱えており、国民の想定外の鳩山劇場が始まるかも知れない。小沢さんの場合は、他人から集めた金であるが、鳩山さんの場合は、自分のお金であり本質的に違うという。自民党が厳しく突いてくると、政権放り出しのハプニングも考えられる。

 兎に角、麻生自民党の人気のない政治に辟易していたので、皆「CHANGE」を望んでいる。民主党への交代で期待は出てくるが、どんな事が出てくるか「一寸先は闇」が政界なのだ。

 今度の総選挙は政党は別にして、「国民のため」の政策を掲げ働く候補者をしっかり選別していかなければならない。

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