2009年7月16日木曜日

1年半前に比べて時価総額は110兆円減




3ヶ月ぶりに東京証券取引所へ行く途中に、東京八重洲のみずほ銀行(旧新光証券)で株価を見てきた。
 昨日のNY株が+256.72ドルで8616.21ドルと続伸したために、東京市場も+208.95円の9478.20円を付けていた。11時現在少し下げた。

 昨日は、米国の株高と円高に一服感があり、昨日の株価は続伸したが、売りも強く、9269.25円、プラス7.44円で終わった。
 
 10年度には、日本を抜いてGDP第2位になると見られている、中国の4-6月期のGDPが焦点になると言う。その成長率も夜のニュースで、GDP成長率も前年同月比7.9%になった。世界経済が苦しんでいるときに、驚くほどの成長率だ。これも日本円にして56兆円にも上る強引な景気対策をやった効果だろうが、経済格差は大きく、民族問題も顕著になって不安要素は大きい。

 米国や中国の経済の回復に頼るしかない日本にとっても、大きな関心事である。

 しかし、どうして日本の景気対策の効果が現れないのか。麻生さんは「景気に全力。 新たな経済対策を速やかに」のスローガンを掲げて、経済対策の重要性を訴えているが、今まで打った経済対策の効果が出るには時間がかかるとの指摘は本当らしい。

 政府は経済動向を「底打ち」と言っているが、実生活では実感できず、大方は選挙対策なのだろう。それとも国会議員、経済官僚などに実生活の体験が乏しいのだろうか。

 それにしても株の下落は大きい。
 1年半前の2008.1.22には、平均株価は12,738円31銭で、これでも-587.63円なのだ。時価総額は1731社で399.75兆円。

 今日、2009.7.16では、平均株価午前9464.77円、時価総額は1701社で289.75兆円。

 1年半で時価総額は、110兆円減ったことになる。

 クルーグマン教授は、株価はいろんな要素で変動する。投資家の心理を読むには、長期国債金利を見た方が良いという。

 その長期国債金利も、2006年には最高で1.8%あったが、今は1.335%。先日は1.3%を切っていた。これも長期のトレンドを見ると下落している。

 5年ぐらいは、耐えないといけないのか。

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