2009年7月13日月曜日

「政権交代」に踊らされた都議選、でもこれが民意だ


自民党は「国政は国政、地方は地方」と惨敗の予防線を張っていたが、自民党首脳のショックは隠せない。「これ程まで」とは思ってもいなかっただろう。
 街頭演説を聴いても、「政権交代」が声高かに叫ばれ、有権者も「この辺で替えてみようか」との風になったのは確かだ。

 来年は東京都民になろうとしている私にとって、今回の都議選では、新銀行東京、築地移転、東京オリンピック、医療問題、特老、待機児童問題などがどうなるのか関心があったが、ほとんど聞かれず、メデイアでも大きくは触れていなかった。

 「自民党に明日を託して」、「「綺麗に書かれた民主党のマニフェストは偽物」と訴えたが、千代田区は若者の栗下さんが9872票を獲得し、2位のベテラン現職の自民党議員に176票差で当選した。本当に新風が吹いたことになる。内田さんは「申し訳ないことをした」と支持者に頭を下げた。

 東京ばかりではない。奈良でも市長選で33歳新人の仲川さんが、自公候補を破って当選した。

 もう民意は「CHANGE」なのだ。今まで現職議員が実績を訴えても、有権者は現状を変えたいのだ。

 国政、特に自民党は、「麻生さんにその責がある」と言わんばかりの行動が起こっているが、それは間違いだ。勿論麻生さんにも責任の一端はあるだろうが、自民党―霞ヶ関の官僚主導政治に「NO」を突きつけているのだ。

 麻生さんが解散に打って出る力がまだあるかどうかは分からないが、自民党は麻生さんで総選挙を戦い、下野し、ニュー自民党への衣替えに専念した方がよいのではないか。下野すれば、官僚に惑わされない、本当の国民の民意に接することが出来る。

 4年後に、ニュー自民党で国民に信を問うて欲しい。

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