2011年6月27日月曜日

ここまで虚仮(こけ)にされても辞任しない腰抜け民主党執行部







菅総理の不可解な政治手法に振り回される国民も堪ったものではないが、ここまで虚仮にされても辞表一つ提出できない民主党執行部の腰抜けぶりには情けなさを感じる。

要は、菅総理と執行部とのコミュニケーションが出来ていないのだ。「ねじれ国会」、菅総理の退陣時期も絡んで国会運営は厳しさを増す一方であるが、その矢面に立つ執行部とあらゆる事につけコミュニケーションが採れていないのだ。

それもそのはず、執行部内からも「菅降ろし」が始まっているのだから異常な内閣であることに変わりない。菅総理は執行部を全く信用していないし、野党も信用していない。

そんな状況下で、どう政治をしようとしているのか。

一番不可解な一手は、「ねじれ国会」対策として参議院の自民党1年議員である浜田さんを総務政務官として復興担当の政務官に迎えたことだ。浜田さんは「挙国一致」の必要性を訴えるが、自民党大島さんは「自民党への挑戦」と態度を硬化させた。

民主党執行部には予め相談はなかったようだ。国対委員長の安住さんは、苦渋の顔で今後の国会運営の厳しさを「早く法案を通せと言っても無理だろう」という。

誰も信用できない菅総理が、亀井さんのアドバイスでリーダーシップ(?)を発揮した禁じ手なのだろう。

しかし、ここまで虚仮にされたのだから、岡田さんや安住さん、玄蕃さん達が、どうして辞表をたたきつけないのか。そうすれば、菅総理だってわがままなことはできないはずだ。

幹事長ともなれば、選挙にも大きな権限があるし、巨額な政党交付金を差配出来る与党幹事長の旨味は大きい。国会運営の潤滑油として官邸機密費の動きも気にかかる。

正常化に向け、まず統一地方選の惨敗と政治の混乱の責任をとって、民主党両院議員総会で辞任のコメントを発したらどうか。

幹部が責任も取らない民主党に国政を委ねることなど出来ない。

写真左:不可解な政治手法と人事で政権基盤安定を狙う菅総理 NHKニュースヲッチ9 2011.6.27

写真右:相手を態度効果させて法案を早く通せといっても無理な話と今後の国会運営を危ぶむ安住国会対策委員長 同上

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