2011年7月21日木曜日

菅総理 領収書などないんでしょう



菅総理、領収書なんてないんでしょう。21日の第2次補正予算質疑の参院予算委員会で、菅総理の外国人政治献金疑惑での返金に関する領収書の提示が問題になった。政治資金収支報告書で領収書を沿えて総務省に提出すると菅総理は答弁したが、野党は納得せず審議を中断して理事会で検討した結果、今夕までに与党理事を通じて方針を提出することになった。

政治家や要人が係わる資金の動きについて、領収書などの存在はいつも問題になる。故宮沢さんは、疑惑を晴らすために三点セットの提出を求められたが提出できず、確か辞任したと思う。最近では元日銀総裁が村上ファンドに投資していた事が判明し、契約書の提出を求められたが、なんだかんだと言い逃れしていたが提出は出来なかった。

菅総理の外国人政治献金疑惑は、大震災直前に自民党から指摘され、菅総理は「既に弁護士を通じて返金した」と答弁していたが、返金に使用した場所なども疑惑に包まれていた。

その時から、菅総理は政治資金報告書で報告すると野党の要求を突っぱねていたが、今日の審議で「週明けにでも検討し対応する」と言ったが、納得しない野党の攻勢に予算委員会の審議が中断した。

菅総理の突っ張りもおかしい。領収書があるんなら直ぐ提示できるはずだ。なにも政治資金収支報告書まで待つ必要などないいはずだ。

それにしてもどうして、政治家の公明正大な政治活動を国民が監視できることを目的にした政治資金規正法に違反する事例が絶えないのか。

しかも、政治家によって対応が大違いだ。前原さんは事実を認めて早々と外相を辞任したが、菅総理は「知らなかった」の一点張りで違反をのがれようとしている。

今夕、菅総理側から「政治資金収支報告書で報告する」方針が回答されれば、またまた審議は混乱する。

それ以上に菅総理の潔白さが否定されるが、退陣時期ははっきりしないが、もうすぐ退陣かも知れない。退陣まで処理を引き延ばそうとしているのだろうか。脇の甘い政治家だ。

写真:領収書の提示で紛糾する参院予算委員会 2011.7.21NHK国会中継より 

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