2011年10月1日土曜日

小沢さんの証人喚問が司法に影響するのか




野党からの小沢さんの証人喚問要求が強い。野田首相は「公判も始まる時に、司法への影響も踏まえると、するかどうかか慎重に考えなければならない」と民主党政権の「はれ物」に触る逃げの抗弁だが、本当に司法に影響するのか。

「政治とカネ」の問題は、国会議員にとっては根深い問題で、政党交付金制度で解消すると考えられていたが、一向に改善が見られない。寧ろ民主党幹部に政治資金規正法違反事件、疑惑が目立ち、究極的には小沢さんの問題に行き着く。

常識で考えると、「真実を証言する」のであれば、例え公判が控えていようと、何ら影響するものではないのではないか。その時、その時で「言い逃れ」しているから食い違いが出てくる。小沢さんや弁護人は、それを心配し国会招致に反対するが、検察側はそれに期待する。

我々国民は、真実が知りたいだけだ。政治責任を取るかどうかは、小沢さん本人の問題であり、岩手県の有権者の意思次第だ。

しかし、民主党幹部も今後の政権運営を考えると、国会招致を拒否してばかりはいられないようだ。先日輿石幹事長は国会招致を検討する意向を示したとテレビ報道があった。政治倫理審査会を考えているのだろう。

小沢さんも他人の批判ばかりしていてはならない。29日の新聞報道で、野田首相のことを「もっと指導力を発揮しなければならない時が来る」と言ったそうだが、小沢さんこそ証人喚問を受ける「決断」をしなければならない時なのではないか。

「何らやましいことはない」と常々言っている小沢さんにとって、「真実」を述べるのであれば何処に出ても問題ないはずだが。

写真:民主党本部 小沢さんをはじめ政党幹部の「政治とカネ」の問題で、いつまで騒動しているのか

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