2011年5月19日木曜日

国会もメルトダウンするか







内閣参与のリーク話、与野党・党派を超えての幹部、中堅・若手議員の勉強会、民主党の「菅降ろし」の動き、自民党の派閥領袖、ベテラン議員の求心力の低下、三権分立の原則を犯す参議院議長の総理退陣勧告、菅はダメ、谷垣でもダメで核の不在の国会もメルトダウンの危険が迫っている。

党、派閥の意向に捕らわれず、各議員が自分の信条に基づき行動し、国民の負託に応えることが理想であるが、今までの国会議員は何故か政策、志を同じくする仲間が集まり勢力を拡大して党首、総理の座を争った。政界の数合わせ、権力闘争にお明け暮れ辟易していた国民にとって、今の流動し始めた政界はどう映るだろうか。

民主党と言えば、自分たちの選んだ菅代表・総理を引きずり降そうとしている。その原動力とも言える小沢系グループも、政策をどうしようとする具体的な提案があるわけではなく、「小沢ありき」の感情論での動きだ。結束が硬かったのは、政権交代までで、その後はでたらめな政権、政党であることが分った。

自民党も派閥領袖の存在感も薄く、派閥の結束は弱く、ベテラン、中堅、若手議員がそれぞれ思惑があり、党派を超えた動きが活発になりそうだ。

結束する核となる人材がいない。「菅総理がまだまし」と世論は諦め状態だ。

西岡参議院議長の菅総理批判には驚く。我が国は議院内閣制だから、議長の菅総理退陣勧告は重みが違う。政権延命が見え見えの先送り政治手法は許されるべきではない。震災・原発事故対応は、菅総理の能力を超えた難題であると言い切っている。ではポスト菅は誰なのか。

与野党の幹部連中が密かに会合するなど、焦臭いニュースが流れる度に「菅降ろし」「連立構想」のうわさ話になる。

政権を託す核が居ないままに、流動化している。国会もメルトダウンの危機が迫っているようだ。

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