2024年9月5日木曜日

米国経済指標(雇用など)の問題点:「統計数値」と「市場予想」のズレが世界経済に影響

米国の経済指標が株価などを大きく 乱高下させる。その経済指標は役所が発表する統計数値と市場予想があり、両者の数値の差が株価や為替に影響を言与えるのだ。

米国の動向が日経平均にも大きく影響する。4日、テレビ東京を見ていたら、突然に画面上部に「日経平均37047.6円、前日比1638円安」と表示された。何か地震情報化と思ったほどだ。

その背景には米景気指標が振るわないという。製造業景況感指数が47.2で市場予想を下回ったというのだ。米国はハイテク株を中心に売り、世界の景気に敏感な日本株もネガティブに反応し半導体関連を始め大幅に下げた。専門家は7月の雇用統計がとどめを刺したという。

米国の経済状況評価でよく見かけるのが「市場予想を下回る」とか「市場予想を上回る」という言葉だ。例えば5月の米国の雇用統計で、労働省発表は27.2万人で市場予想は18まんにん、失業率4%に対して市場予想3.9%を上回るというのだ。

一時、市場関係者から役所の統計の取り方を公表するよう要求されたが、公表はされなかった経緯がある。ズレが解消するかと思ったがそうはならなかったのだ。



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