2010年1月19日火曜日

検察vs小沢:今のままでは小沢さんは不利

小沢さんの土地取引疑惑問題は、硬直した状態にある。
 小沢さんは、地検の任意聴取にも応じず、厳しい質問のない党大会や記者会見では強気の地検批判を繰り返すが、一向に「なるほど、そうだったのか」、「やっぱり、そうだったのか」の判断が出来ない。

 関連情報が増えるに従い、「検察の世論操作では」との批判も出ているが、関係者の話としながらもメデイアの独自取材、取材源の秘匿もある。

 小沢さんは、党大会でも、いままで捜査には協力してきたとして検察のやり方を激しく批判し協力の経過を説明したが、検察はそれでも「資金源について」小沢さん自らの聴取が必要としている。

 私もそう思う。特に小沢さんには「政治とカネ」では、黒い噂が付きまとっている。「クリーンさ」を要求される民主党にあっては、ここは小沢さん自ら説明すべきである。それが国民の支持を得続けられるかどうかのポイントになる。

 今の小沢さんは、悪徳業者まがいの姿勢である。「弱い犬ほど良くほえる」の例え通り、以外に小沢さんは小心者で、周りに大勢の支持者がいなければ不安だから、幹事長職も手放さないのだろう。

 鳩山さんは「民主党内に反対意見が出ないが」との質問に「小沢さんを信じて、一枚岩になっている」と与党vs検察の構図にもっていった。総理発言に批判が大きくなってきたため、最近は発言を軌道修正しているらしい。「これが私達の選んだ総理なのか」と思うと情けない。

 ところが、小沢さんの発言も少し変わってきたかのように思える。

 昨日の福井での記者会見では「出来る限り、公正な捜査に協力し、早い機会に国民の理解出来る結論を得て・・・」と殊勝なことを言っている。90%もの国民が小沢さんのいままでの対応に納得できないとの世論調査も出てきた。検察の任意聴取に応じる考えに変わったのか。
 
 兎に角この事件は、小沢さんがしっかり説明すべき疑惑である。そうでなければ、小沢さんの政治生命のみならず、今はまだ政党支持率は高いが、民主党の存在自体にも疑問符が付く。
 現状では小沢さんは不利なのだ。

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