2009年6月8日月曜日

にっちもさっちも行かない自民党・・次を育てなかったツケは大きい




本当に困ったモノだ。
 この政局の閉塞感は偏に麻生さんの口とは裏腹に、地位に連綿としていることにあるし、何よりも次ぎを育てていなかった(若手に活動の場を与えていなかった)事に尽きる。
 各メデイアの報道も「何時解散・総選挙か」の解説が続くが、だんだん任期満了が近づく。コメンテーターも「自民党の誰々と話してみたが・・」と話すが、一向に先が見えてこない。
 世論調査も、内閣支持率は30%を切って横ばいの状態で、不支持率も60%を越える。「首相にふさわしいのは誰か」と聞くと、鳩山さんに10ポイント以上引き離されている。「新聞は余り読まない」というが、一国のリーダーが新聞を読み切れていないなんて信じられない。気にはしているが、人気回復の手だてがないのだ。
 民主党は、次の内閣や若手がんばっているが、自民党には次ぎの総理の人材にも事欠く始末なのだ。いままでの常道では先の総裁選の次点が、候補に上るはずであるが、石波さん、石原さん、小池さん、与謝野さんの誰をとっても?だ。
 そこが麻生さんの強みで「次は誰か」、誰かいるのかと言うことになる。
 今、総裁選前倒しで次ぎの顔を決めようという動きがあるが、ポスト麻生が直ぐに思いつかないのだから、ほとんど無理だ。
 一番可能性があるのは、任期一杯勤めて選挙し、自民党は下野することだ。
 このときは民主党が主体で政局は動くだろうが、政治の仕組みを根本から見直すことに期待したい。
 民主党が単独で政権を取れない場合は、大連立構想も浮かび上がってくるだろう。政局を安定させるためには大連立構想も考えられるが、有権者の理解が得られるだろうか。
 やることがあって、会期を延長したのだろうが、何をするのか。
 お願いだから無駄な経済政策だけは辞めて欲しい。
 「景気対策」、「雇用の確保」、「政治と金」、「年金」、「改革」、「税制改革」、「あるべき社会の姿」などしっかり議論してマニフェストで争点を明確にして欲しい。 誰も余り期待はしていないが・・。

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