2009年6月15日月曜日

千葉市長選:民主の勝利は”敵失”によるところが大きいのでは


14日投開票のあった千葉市長選では、民主推薦の元市議である熊谷さんが17万629票、自民推薦で前副市長の林さんが11万7560票で、結果的には民主党が勝った事になる。
 具体的にどういう政策提案で両者が戦ったのか分からないところもあるが、前市長の汚職での辞任、その副市長であったことは林さんにとっては大きくマイナスに影響したことは理解できるが、自民党麻生政権に対する批判票もおおかったことを考えると、自民党の“敵失”に負うところが大きい民主の勝利ではなかったか。
 秋田知事選では自民党に負けたモノの、名古屋、さいたま、千葉の3市長選で勝利したと喜んでばかりはいられないのが、民主党だ。
 来月は静岡県知事選、東京都議選があり衆議院総選挙の前哨戦と見られており、民主党はこの勢いで勝利したいだろうが、小沢さんの公設秘書が関連した西松建設違法献金事件の公判が始まる。西松建設関係者はその容疑を認めているので、公判では小沢さんに不利な事実が公になるだろう。
 しかもその小沢さんは、民主党代表代行で選挙対策の責任者になっている。今、メデイアの世論調査での「民主党支持か自民党支持か」では拮抗しているようだが、場合によっては民主党が大きく傷つくかも知れない。
今の政界の動きは目が離せないが、政権交代を目指すのであれば、政策で競争すべきである。
(写真)6月15日 テレビ朝日 スーパーモーニングより

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