2009年6月17日水曜日

これだけバカにされても居座り続ける麻生さんに、もう後はない


「もともと期待していなかった」とは、麻生さんの実績に対する世論調査の一つだ。
  麻生さんは、何で今まで、総理の座に居座っていられるのか。「空気が読めない、「漢字が読めない」、「リーダーシップに欠ける」、「ブレる」、「言い出しても直ぐ引っ込める」から「選挙に勝てない」に至るまで、麻生さんに良いところはない。
 昨年の自民党総裁選挙では、マンガオタクを自称し、秋葉原では若者に人気があるかに見え無党派層の取り込みに貢献するのではと思ったが、総理としての資質に問題が出てきてはドウしようもない。
 それでも外交が得意と見えて海外に行き、要人と「ガッハッハ」と笑いながら握手する映像を見るにつけ、海外の要人はどういう積もりで付き合っているのだろうかと心配になる
 日本国内では、人気もなく、何時降ろされても不思議ではない一国のリーダーと見られているはずなのだが・・。
 ここまで来れば、総理の座を辞するのが普通の人間の判断になる。

 それなのに、何でこうも居座り続けられるのか。これと言った対抗馬であるポスト麻生がいないこと、このまま放り出すと3人目の汚名総理になり、自民党にとっても汚点だ。
 小泉さんに引き立てられ、長老、派閥の領袖の相次ぐ支持で、弱小派閥の領袖で本来なら総理の座に一番遠かった麻生さんが折角手に入れた総理の座だ。一日でも長くその座に就いていたい気持ちは分かる。
 しかも、一度総理の座につくと、その権限は絶大である。三木政権の時は強力な対抗馬がいたために、三木さんは引きずり降ろされたが、今の麻生政権では、「自ら降りない」限り他の力で降ろされる可能性はゼロだ。
 
難しい課題が次から次へ出てくる政局にあって、「能力がない」からと言って政権を放り出すわけにもいかない。ここは解散・総選挙に打って出て、惨敗し、潔く下野させられるのが、一番の方法かも知れない。
 麻生さんは、都議会選挙に賭けようとして候補者を激励に回っているが、所詮都議選は石原都政だ。現状自民党48人、公明党22人で過半数を超しているが、勝っても石原さんに頼るところが大きい。その石原さんも新銀行東京、東京卸売市場移転問題、東京オリンピック招致などで都民がどう判断するか。
 
 麻生政権支持率も20%を大きく割った。もう後はない。

写真:麻生首相は自民党が第一党を保持し続けることの重要性を訴えている 2009.6.17 NHK おはようにっぽん

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