最近の安倍総理の政治行動を見ていると、安倍総理の「落とし穴」が見えてくる。ポスト安倍を育てなければ長期政権どころか政権交代の危機に遭遇するのだ。
安倍総理は年頭所感で「改革をスピード感を持って進める」と改革断行の1年にすると言う。経済政策を優先しアベノミクスを進化させるそうだ。
一方、谷垣幹事長は今国会を安保国会にするという。安倍カラーの政策を推進したいらしい。何やら安倍総理をヨイショしている格好だ。これが宏池会の血をひく政治家かと疑う。
更に、ポスト安倍を言われた石破さんは、鳥取で会見し9月の総裁選には出馬せず、安倍総理を支えると殊勝な宣言した。続投したかった幹事長を追われ地方創生担当相の閑職(?)
に強制的に付かされ覇気を失った感じだ。
一体自民党の政治家は「総理になって国政を担う意気込み」がなくなったのか。
先の唐突な解散・総選挙は予想通り自民党が大勝(?)を勝ち取り、アベノミクスを掲げる安倍総理に対抗しようとする自民党の政治家がいなくなった。一見長期政権への足場を築いたと見えるが、ポスト安倍が見当たらない限り、何かあれば政権交代の危機に直面するのだ。
第二次安倍内閣の組閣でも分かるように決して万全とは言えないのだ。
唯、その前提には民主党など野党が国民の信を取り戻していることが条件になるが、無党派層が50%近くもいることは政権交代のチャンスが野党にもあるし、政権党にとっては政権から脱落する危険でもあるのだ。
No2の台頭をたたきつぶすのではなく、育てることが大切で今の安倍総理を見ると自民党が長く政権の座に着くのは難しいと感じる。
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