2015年1月18日日曜日

民主党・岡田新代表、「この厳しい道を一緒に乗り越えていこう」と

岡田さんを新代表に選んで立て直しを図る民主党
18日の民主党・臨時党大会で岡田さんが新代表に選ばれ、「この苦しい道を一緒に乗り越えていこう」と団結を訴えた。何やら自民党が下野した時、新総裁に選ばれた谷垣さんが「皆でやろうぜ」と訴えたことと相通じるではないか。自民党はその後、離党者が相次ぐなど生き残りをかけたゴタゴタが続いた。

岡田さんは野党再編派、リベラル派を抱えてどういう党運営をするのか。相変わらずのお家騒動の続きではメデイアに笑われるだけだ。

代表選前の下馬評では岡田さんと細野さんの一騎打ちだったが予想通りの展開になった。

1回目の投票結果では岡田さんは党員/サポーター/地方議員票199票、国会議員票95票の合計294票、細野さんは順に202票、96票、合計298票、長妻さんは94票、74票、合計168票だ。岡田さんと細野さんでは差は無い。

決選投票で岡田さん133票、細野さん120票で新代表に岡田さんが決まった。

当初は自主再建の岡田さん、野党再編を目指す細野さんの一騎打ちと思っていたが、選挙戦直前に細野さんが野党再編を封印したが、争点は野党再編vs世代交代の構図だ。

リベラルの票を抱えて戦った長妻さんの国会議員票74票は決選投票で岡田さんに48票、細野さんに24票と分かれ世代交代より安定性を選んだか。

それにしても大事なところで政策の一致を見ない保守系、リベラル系を抱え岡田さんはどう政策でバランスを取っていくのか。党内をまとめられなければ他党との共闘は覚束ない。

また、岡田さんは国会審議で安倍総理と堂々と議論したいと言っていたが、安倍総理だからそこのところを突いて来るのではないか。

また、連合など労組に頼る状況が続くが、だからといって政策が左右されることがあっては国民の信頼は取り戻せない。

民主党政権時、最初の総理を鳩山さんではなく、岡田さんだったらその後の様子も変わってきたのではないかと残念に思っていたが、民主党再建に向け頑張って欲しい。

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