2010年4月6日火曜日

自民党改革:自民党議員よ 離党せず党内改革すべきでは




各メデイアの世論調査の政党支持で、民主党、自民党が支持を落とす一方で、「みんなの党」が支持を上げ、無党派層の割合も50%近くになった。

 今の政界の閉塞感を打破するためには、民主党支持から離れた人、しかし自民党では物足りないと思う人の受け皿として「新党」構想が持ち上がるのも当然の動きであろう。

そのほとんどが、自民党からの離党組だ。与謝野さんは平沼さんと組んで新党を結成、舛添さんは、谷垣降ろしを打って、新党結成かと思ったら参議院選を応援すると言ってみたり、何を考えているのか分からない。舛添さんが新党をたちあげると何人ついて行くのか。
勉強会には出るだろうが、離党してついて行く人は、そう多くないのでは。

しかし、野党第一党の自民党が党内不一致、メルトダウンしていては小沢さんの思うつぼである。与謝野さんは、小沢民主の肥大を阻止することが大義名分と言っているが、今のところ離党は数人の年配者であり、若手/中堅議員がついて行っていないのは幸いである。

今でも地方議会は、自民系が多く、少数の新しい党に参加するより、古くさくても自民にに頼った方がましだと思っているのでなかろうか。

前回の衆議院選だって、各党の総得票数を見ると、議席数では圧倒的に民主党が多いが、得票数では議席数ほど大きな開きはない。自民党支持者の「一時的な懲らしめ」の感があった。

潮流は二大政党ではなかったのか。離党して少数党を作るよりも、派閥をつくって主張した方がマシではないのか。少数政党はキャステイングボードを握ればよいが、選挙の度に議員を減らし、残った議員は無所属になるしか道はないでは悲しすぎる。

「自民党議員よ 党内で改革に向け動け」。これが国民の信を勝ち取る最短の道だ。

年配者と若手/中堅議員は仕事の棲み分けをすべきだ。

若手/中堅議員は、重要ポストで活躍できる道を造るべきだ。国会での委員会審議にも質問に立つべきだ。先の予算委員会などを見ていると、年配者が質問し、中堅は捕捉質問しているが、これでは何ら変わっていない。

年配議員は、高齢化社会にあって重要な働きがあるべきだ。利権や地域の事情もあるだろうが、高齢者の身になった政策の推進で活路を見いだすべきだ。

「オレが、オレが」、「あわよくばリーダーに」では、国民不在の政局しか開けない。
写真は自民党総裁の椅子と自民党本部

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