2010年4月16日金曜日

鳩山民主党政権は、国民の恥になっていないか


時の首相が、米国大統領との親密さで、その力を鼓舞することは理解できるが、それだけに米側の信頼を失うと国民に「恥」をかかすことになる。

今回の核安全サミットを機にした米国大統領との首脳会談が、昼食前の10分間だったことの背景に、普天間移設での米側の不信感があることは誰が見ても明らかだ。

その時の2人の写真、参加者全員による記念写真での鳩山さんの立つ位置が、最後列の右端だったことからも、どう評価されているかが想像できる。

ワシントンポスト紙がコラムで「哀れで ますます いかれた鳩山首相」と、我々の総理を酷評したことが話題になっている。駐米大使が、これに絡んで不快感を示したと報道されている。

確かに国民にとっても「恥」であるが、これほど「バカにされる」まえに、一国のリーダーとして、どうしなければならないか、鳩山さんはよく考えるべきである。

国民の支持率が20%台になった首相に、外交で海外のリーダーがどう付き合ってくれるのか。ほとんど相手にされないのではないか。自民党時代の麻生首相のことを思い出してみればいい。国内であれほどバカにされていては、外交で相手にされなくなったのは当然の結果である。

70%程の高い支持率があれば、普天間移設でも米側が譲歩する余地もあるだろうが、20%台では、無視されるのが当たり前だ。

「政治とカネ」の問題で民主党トップ2人が、スキャンダルを抱えていることも致命傷だ。今、7ヶ月前の勢いは民主党にはない。

これ以上国民に恥をかかせるのは止めて、「民主党らしい」クリーンさを求めて体制の再構築を急いだ方が良いのではないか。民主党政権であれば、鳩山さんや小沢さんでなくても良いのだ。
写真:ワシントンポスト紙のコラムの内容を報道する読売新聞 2010.4.15夕

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