2010年4月11日日曜日

みんな たちあがれ!




新党結成と言っても、17年前のあの日本新党の時のような感動というか、盛り上がりはない。細川さんというブランドに加えて、少数ではなく多くの若手議員が立ち上がった。底にうねりを感じたのかも知れない。

しかし、今回の「みんなの党」「たちあがれ日本」「首長新党」それぞれ目指す所は、民主や自民党に飽きた人達、無党派層と言われる人達の受け皿を狙ったものであり、決して「安定支持者」ではなさそうだ。

あれだけ「政権交代」で燃えた人達が民主党に投票したが、「政治とカネ」「リーダーシップの欠如」「問題解決の先送り」「古い自民党流の利権政治」など現実の政治の失望感から民主党からり反している。

「みんなの党」「たちあがれ日本」だって、政策課題が現実になってくると「どうなのか」という心配がある。考え方の違う人の集まりでは、特にそうだ。政策より議員その人に期待できるかどうかだ。

石原さんに言われなくても、「何とかしなければ・・」という意識はあるのだが、余りにも民主党は期待はずれだった感がする。

「年寄り年より言うが、私達は危機感を持っている。あんた達若者は何をしているのか」と反論する石原さんの訴えはよく分かる。私が学生の頃は、学生運動も活発だった。今の政治課題である「普天間移設問題」「政治とカネ」「年金問題」「公務員制度改革問題」などは攻撃テーマとしてはうってつけだ。

「何故、若者は立ち上がらないのか」。私も疑問に思う。労組だってどうなったのか。政権の側に付いてしまったのか。

一方で、新党の結成は、選択肢が広がって歓迎すべきであるという考えもある。

「たちあがれ日本」は、反民主、自民と協働のスタンスらしい。これでは第2自民と揶揄されても仕方がないだよう。「みんなの党」は第三極を目指すらしい。

それぞれの新党の政策、考えが無党派層のどれだけ食い込めるか。結局、民主、自民を離れた人は「みんなの党」「立ち上がれ日本」に向かうだろうが、無党派層は、無党派層にとどまる可能性が強いと私は見る。
日曜日、川崎駅で「みんなの党」から参議院選に立候補予定者が、街頭演説をしていた。
ビラを受け取る人はそんなにいない。年配の女性が演説後に質問していた。注目はされているようだが、若者は素通りだ。ビラをもらって読むと、国の財政について「この国は何処に」と問いかけているが、妙案はなさそうだ。

兎に角、今の民主党政治にNOを突きつけ、立ち上がろう。

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