2011年1月27日木曜日

与野党協調:国会議員は政治姿勢、国民は政治意識の改革を


ねじれ国会状態で、簡素売りは重要法案作成寺から共に審議しようと「熟議」を連発、野党はここに来て、政権奪取のチャンスとばかりに攻勢を強める。与党は「反野党」、野党は「反与党」を基本姿勢に通してきた今までの政治からすると、急に「熟議」を求められても「何を今更」との思いだろう。

与野党が考えを主張しあい、折り合いを付けて成案に持っていく政策の進め方には賛成する。利権に偏りがちな動きを中立に持っていけるチャンスもある。ザル法防止にも効果があるだろう。

しかし、そのためには国会議員が一人一人「国民の代表」として政治に参加すること、討議に束縛されず審議する国会議員の政治姿勢の見直しが必要だ。

そして国会議員を評価する有権者の政治に対する見識が必要になる。

議員の数に物を言わせる政権交代、政権奪取、主導権争いの党内抗争、支持団体への配慮、利権誘導から本来の姿から遠のく政策に明け暮れる政界は「熟議」とはほど遠い。

「熟議」出来る土俵には、国民、国会議員の意識改革が必要だ。

有権者たる国民が、まず国会議員に対する見方を見直すべきであり、国会議員も「国民の代表者」としての自覚を持って政治へ取り組む政治改革が要求される。

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