2011年1月16日日曜日

小沢さん まず離党し、議員辞職する決断を

小沢さんは、国会開会後に離党し、最終的に議員辞職すべきである。先の民主党の代表選で惨敗したことで、すでに過去の人になり、政局を動かすキーマンではない。何かあると「小沢さんとの距離」が「しがらみ」になる民主党政治にはうんざりする。

強制起訴を控えた国会招致問題でも、自分の疑惑解明を「小沢カード」として、政局に利用しようとする厚かましさには驚く。自ら率先して議員としての説明責任を果たすことが常識でありながら、この悪あがきは自分が大物国会議員であると誤解していることにある。

政治家には似合わず寡黙なのか自分の声で考えを述べることは少ない。常に「「小沢側」とか「小沢側近筋」によると」ということになる。それがメデイアを通じて小沢さんの虚像を作り上げた。

民主党内も、党内抗争の根源には「親小沢vs反小沢」の構図がある。執行部に対する批判も小沢さんの主張する「国民との約束は守る」コトにある。森裕子議員が定期大会でペーパーをかざして消費税増税を危惧する発言をしたこともその一つだ。

実施が危うくなってきた衆院選で提示したマニフェストを執行部は見直そうとしている。政権について実現に障害となる問題が出てきたときは、率直に国民に謝罪して方針修正するのが筋だと思うが、小沢さんには、それでも実施を強行する確固たる手段があるのか。

民主党の小沢系議員も、「小沢さんが言うからこうだ」ではなく、その先をどうするのか考えているのか。ただ神格化してついて行っているとしか思えない。

今回の民主党定期大会で、菅代表は「危機に立ち向かう民主党」を強調し、その後のメデイアによる世論調査では、支持率を30%台に回復させた。

次の総選挙では民主党は劣勢である。恐らく政権の座から落ちるだろう。しかし小沢問題が尾を引く結果だけは避けて欲しい。

国民は、小沢さん抜きの「新しい政治の流れ」を望んでいるのだ。

0 件のコメント: