猪瀬知事 都議会総務委員会でできるだけの説明をして、24日に辞任表明するのが430万票に対するベストの選択ではないか。注目されている5000万円疑惑での総務委員会での長時間の質疑でも疑惑解明への道は程遠いようだ。
答弁の食い違いは、ますます疑惑が深まる一方で、このまま知事職続投を希望する猪瀬知事にとっては部が悪すぎる。
テレビカメラを前にしての日本道路公団や東電を追究し、名をはせた猪瀬さんにとって16日の5000万円の札束が持ってきた鞄に入るか入らないかのシーンでは、自らかばんに押し込む姿は滑稽としか言いようがなかった。
強引に入れようとしてもファスナーが閉まらない。こんな状況で事務所に行っても誰も何とも思わなかったのか。紙袋に入っていたからと言っても異様な光景ではなかったか。
借りた5000万円をそのまま貸金庫に保管したからと言っても、数回貸金庫が利用されていたことは、一部のカネを使ったのではないかと議会は見ている。その貸金庫の管理は「妻が・・・」と責任転嫁をしている。
新たに見つかった収支報告書の記載ミスには「秘書が・・・」と政治家の常套語を使っている。確かに猪瀬さんには細かすぎる面もあろうが、肝心なところは大雑把なことに脇の甘さが目立つ。「覚えがない」、「知らない」では、疑惑解明にはならない。
また、私用目的に公用車を使った疑惑も持ち上がったが、猪瀬さんは日本道路公団民営化委員の時も、私用でタクシー券を使いまくっているとリークされたが、資料を運んだのだと強弁していた。
最近では、海外出張に無駄が多いと市民団体が警告していた。
もう猪瀬さんの信は失われている。回復の兆しは全くないのではないか。
都政も議会が相手にしないので停滞しているし、オリンピックでの人事、予算でも支障が出ているようだ。
今後は、自ら辞任表明するか、議会が不信任決議案を提出するかだろうが、不信任決議案をだされれば猪瀬さんの政治生命は終わりだろう。
結局は、24日の総務委員会で十分に説明した後、辞任表明することがベストの選択ではないか。それしか430万票に答える道はない。
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