世界の株高を受け19日の日経平均も株高へ 2013.12.19東京八重洲 みずほ証券ボード |
FRBがついに出口戦略に出た。買い入れペースを850億ドルから750億ドルへ量的緩和を縮小するというのだ。市場は円安、株高にどこまで動くのか注目だ。
19日朝、テレビを入れるとニュースタイトルに「量的緩和縮小」が上がっていた。FRB・バーナンキ議長が発言したというのだ。量的緩和縮小は議長交代後ではないかと見られていたが、難しい決断をバーナンキ議長自ら決断したのだろう。
折しも米国は景気回復が確実視されてきた。11月の雇用統計では失業率が5年ぶりに7%に改善、就業者数増も20万人を越える状況が2ヶ月続いている(讀賣新聞2013.12.7)。
金融緩和の「出口」は遠からずやってくるものであるし、量的緩和を始めるときよりも、終了するときの方が難しいと言われていたが、今回がチャンスと見たのだろう。
この緩和縮小で為替、株価がどう動くのか。円安/株高か、円高/株安か、二通りの見方がある。
確かめようと、19日朝、東京駅南八重洲のみずほ証券に向かった。
途中、証券会社の電光掲示板には赤文字の会社名、+○○という表示が連続しているので、全面高なのだろうと予想された。
ドルも104.06~07円 2013.12.19 みずほ証券 |
10時10分の段階で、日経平均は15816.8円(+229.00)、ドル/円104.06~07円(-0.22)、18日の海外の株高を受けて全面高の状況だ。
終値も日経平均15859.22円(+271.42)で6年ぶりの株高、ドルは103.92円(-0.35)、大きな変動とは見えず、市場はすでに織り込み済みで限定的なものだろう。
欧州経済もギリシャを除いて国際的金融支援から外れる見通しだという(讀賣新聞 2013.12.17)。
安倍政権のアベノミクスや日銀の異次元の金融緩和に関わらず、欧州経済、アメリカ経済の動向に左右されるドル/円、株価の上下動が続くのだろう。
FRBは今回、量的緩和縮小へ、一方日銀はマネタリーベースで年間60~70兆円に相当するペースで市場調整を続行中だ。
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