各党の選挙関係のポスター 東京・大田区久が原にて 2014.12.8 |
メデイアが流す自民圧勝、疑惑議員の優勢な戦いで禊ぎをしようとする今回の衆院選は、ちょっと異常な感じがしないか。これで良いとは思えず今回こそ有権者の良心が問われているのではないか。
官邸からの選挙に関する「報道の公平性」を確保する脅しが効いたのだろうか、あの劇場型選挙に比べて今回の選挙はテレビニュース、情報番組でもおもしろさに欠ける構成は、かえって静かな選挙になっている。
「今、何故総選挙」、「争点は」と大義なき選挙になったと思ったら「アベノミクスの是非」、「この道しかない」と安倍総理は自分の政策を支持させ、更に4年の長期政権への布石を狙っているのだ。
テレビが「ギャーギャー」騒がない静かな選挙だから、ここらでじっくり自分の身の回りのことを考えて安倍政権への是非を決めることが出来るのでは良いことではないかと思う。
一方で、テレビが騒がないから争点が分からず、棄権に走り低投票率が心配され、低投票率に乗じて疑惑議員の「禊ぎ」を認める結果になりかねない。
政治資金規正法、公職選挙法違反容疑で「私自身、分からないことが多すぎる」と記者会見で繰り返すだけだった小渕さんや松島さんの閣僚W辞任が解散・総選挙の一要因だったが、その2人が公認され立候補、小渕優子さんは対抗馬も大したことはなく当確らしい。
塩崎さん、望月さん、西川さん、江渡さんら疑惑閣僚も当選または優勢な選挙を展開しているようだ。
以前であれば落選確実だったが今回の選挙では「政界の常識」は通用しないようだ。
国会議員はその選挙区での代表でもあるが全国民の代表でもある。地方では利権がらみでの「引き」もあるだろうが、「恥ずかしくない議員」を国会に送らなければならない。
国会議員の不祥事が問題になると、地方区の有権者のコメントがメデイアに登場する。老婆が「こんな人を選んで、皆さんに恥ずかしい」と言ったことが記憶に残っている。
投票まで後3日、有権者は良心を示そうではないか。
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