理研による記者会見 NHK中継 2014.12.19 |
STAP細胞騒動も理研が「作成できなかった」と発表したが、小保方さん本人が自分で書いた論文通りにやってどうして作成できなかったのか。それが検証されない限り、このSTAP細胞騒動は終わらないが第三者がどうこう言うことにより疑惑を深めるよりも小保方さん本人が真実を述べれば良いものと考えるが、そうはできないのだろう。
19日、NHKの中継で理研の記者会見を見た。相沢総括責任者は「論文どうりに実験を48回実施したが、11月末までにSTAP細胞は作成出来なかった」「丹羽プロジェクトリーダーがやっている別の検証実験でも作成出来ず検証実験を終了する」という。
検証実験の目的は「STAP細胞でないと説明できない現象もある」と言うことで検証実験を始めたのだが、理研の公表した結論は「緑色に光る細胞が作成出来ず、更に万能性も確認できなかった」ということで「STAP細胞存在せず」ということになった。
論文が撤回されたので無駄な検証実験と学会などから批判されたが、理研の本音は「小保方さん自身に結論をゆだねる」ことだったのだ。今回の結果で小保方さん自身はどう判断しているのか。
小保方さんの代理人(?)である弁護士は「STAP細胞の存在を信じているはず」と記者にコメントしていたが、代理人たる弁護士も小保方さんの本心は確認していないのではないか。
理研によると、小保方さん本人から「退職届」が出されているので認めるとも言う。小保方さんもコメントを発表したが悔しさは残っているようだ。
理研は、今回のSTAP細胞論文捏造事件で小保方さん本人からどういう聴取をしているのか。個人情報で秘匿すべき問題ではないのではないと思うのだが、分からないことが多すぎる。
(1)一番の問題点は、米国留学でバカンティさんから何を学んだのか。植物の事例からヒントを思いついたと言うがそのアイでイアは正しかったのか(STSP細胞が作成出来ず正しくはなかったが)。またバカンティさんはバーバード大の教授と言うが本当なのか(系列の病院の教授ではないのか)。
今回の騒動もハーバード大のブランドを鵜呑みにしてしまったことが間違いの始まりだった。
(2)バカンティさんはどうして自分で実験をやらないのか。自分で検証実験をやって窮地にある小保方さんを援護すべきであったと思うが、前処理に酸処理だけでなく細い管を通すことも必要と言ってみたり、簡単にはできず個人のテク二ックの負うところが多いと言ってみたりして更なる混乱を招いた。
(3)小保方さんは何の目的で帰国し実験する場所(研究機関)を探していたのか。米国で続けてやったほうが良かったのではないか。
小保方さんはいろんな国内の研究機関をたずねたが、理研を除いては興味を示さなかったという。何故理研に入り込むことが出来たのか。
そこに若山さんとバカンティさんのところで研究していた小島さんの伝手で、理研若山研究室に入ることが出来たと言われている。
(4)若山研究室に入ることが出来た理由は何なんだ。若山さんはSTAP細胞をどう見ていたのか。「自分は専門外なのでどこか他の研究室で」と考えていたとも言うが。
(5)理研が新しい研究課題を公募していたが、それに小保方さんのSTAP細胞が注目された。採用手続き、小保方さんの過去の実績、公開討論の機会を無視して正式に(?)採用された理由は何だったのか。
(6)小保方さんは再度科学誌に投稿するが、論文捏造、画像の改ざん、コピペなどで
小保方さんは上司にどう説明していたのか。笹井さんも騙されていたのか。
(7)STAP細胞騒動は理研に所属する小保方さんのやったことだが、理研にも責任があるのではないか。
丁度、文科省には特定法人構想があり理研も候補法人だったので、巨額な研究費に群がる利権が理研にもあったのではないか。そういう意味で疑惑まみれの論文を提出してPRしようとしたのであれば理研の責任も重い。
STAP細胞にかかわる新聞の今までの報道を見てきても多くの疑問点が残っている。背景に何があったのかは分からない。
今までの検証実験では緑に光る細胞を作成出来ず、肝心のキメラマウスまでの実験が出来なかったと言うことで検証実験打ち切りは納得がいくが、小保方さんは同意しているのか。
論文作成前までの実験では作成出来たのに、何故今回の小保方さん本人の実証実験で作成出来なかったのか。
ES細胞などを混入しなかったから出来なかったのか。
このままではSTAP論文はエセ科学、バカンティさんや小保方さんはペテン師と言うことになるのか。どうしてもあの論文発表記者会見での喜色満面で自信に満ちた姿、その後の記者会見での「200回以上成功」との落差が大きすぎる。
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