2015年8月17日月曜日

東京オリンピック・エンブレム盗作疑惑:佐野さんがデザインを描くときの「きっかけ」は何だったのか

東京オリンピック・エンブレムが盗作ではないかとの疑惑が出ているが、デザインを描く「きっかけ」は何だったのか。素人が考えると白紙を広げて鉛筆をもってまず何を描くかだ。今はコンピューターを使っているのだろう。

東京が開催地なのでまず頭に浮かぶのが「T」だ。それを中心にどうアレンジしていくかだろう。その時にデザイナーは国内は勿論のこと、海外のデザインも目を通しており、「これは」と思うデザインは頭の奥に記憶しているだろう。あるいはコンピューターで保管しているはずだ。

だから、どこかが似てくるのは十分に考えられる。

デザイナーの佐野さんが、その制作過程を公開すれば盗作になっているかどうか判断できるのではないか。その制作経過は必ず保存されているはずだ。

鳴り物入りに発表された佐野さんの東京オリンピック、パラリンピック・エンブレムもベルギーのオリピエ・ドビさんが自分のデザインした劇場のロゴの盗作ではないかと訴えている。IOCも組織委員会も「大丈夫だ」と言っているが素人目には酷似している。

更に盗作がはっきりしたのがサントリーのトートバッグのデザインで佐野さん自ら取り下げたという。

ところが又、Tシャツのデザインにコピペの疑いも出て来たとメデイアが報じた。一旦有名になるといろんなことが暴かれるのだ。


新聞報道によると専門家は、トートバッグの件を取り下げたのだから東京オリンピックのエンブレムも取り下げるべきだと言ったり、オリンピックという国際イベントの「おもてなし」の場でゴタゴタはよくないとコメントする。

勿論、佐野さんは今までの仕事の集大成として制作過程も違い盗作といわれるのは心外と反論する。

でも、記者会見で「これからどんな問題が起きるかわからないのが心配だ」と言う意味の発言をしていた。心配事があることをにおわせていた。

裏を返せば「盗作の疑念が出てくるかもしれない」と思っていたのか。

デザインの盗作、コピペ判断は難しいらしい。佐野さんは釈明記者会見で「線と線がつながっていなければデザインとしては別のデザイン」ともいっていたが素人が見ると全体のイメージが似ていると思うのだが。

国立競技場の白紙撤回も含め物議の多いオリンピック計画だ。でも似たような問題が他のオリンピックのロゴでも起きているが使用を続けているともいう。

佐野さんは制作過程の資料を公開し盗作疑惑を否定できないのか。


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