6日のメデイアが5日の衆院文部科学委員会で遠藤五輪相が「新国立競技場の総工費を9月上旬に整備計画の中で示す」と明言したと報じた。チョット待てよ。そうすると官製談合すると言うのか。
勿論、自由競争をさせると仕事を取りたいための「安かろう悪かろう」の設計・施工になるし、逆に「高ければ高いほど良い」という訳にも行かない。そのために一定の品質を保ち適正工事費を知っておくことは大事であるが競争入札する前におおよその予定工事費が分かるような公表は官製談合に手を出すことにならないか。
今までの新国立競技場の工事費は1300億円→3000億円→2520億円と転々としている。
最初にコンペで示された1300億円の根拠も2016年の招致に落選したときの予定価格と言われたり、再度見積をやってみると人件費、資材の高騰で3000億円になったという。ただそれだけの理由で倍になるなんておかしい。考えられることは相当適当な見積をやったことになる。そして条件をいじくって2520億円まで下げて有識者会議で承認を取ったことになる。
その後、いろんな批判が出たことで安倍総理が白紙撤回を決断した。
そして今度はデザイン&ビルト方式で設計と施工を同時にするコンペだという。「時間が無い」ので効率的方法かもしれない。
設計条件を明示するのは当然でも工事費まであかすのはどういうことか。その工事費の根拠は何なのか。こんなことをやっているから工事費の無駄遣いになる。また官庁仕様は民間仕様よりも贅沢で金額的にも3割高と言われたときもある。
業者には設計条件だけ示し、提案された案件から最適と思われる設計・施工事案を決めるべきではないのか。
あらゆる面で官庁事業は無駄が多すぎる。
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