現在は防犯カメラ、携帯電話、Nシステム、AVIシステムなどIT技術の向上で家を一歩出れば完全に監視されているが寝屋川市・中一男女が殺害され遺棄される惨い事件の捜査にもこれらの技術が威力を発揮したようだ。
以前に、メデイアの報道を見ると毎日新しい殺人事件が報じられ殺人事件が増えているのかと思って調べてみたら平均すると1日に3件程度の発生だったので毎日新しい事件が報じられるのは当然だと分かった。
何故こんな惨い事件が繰り返されるのか。
犯人、容疑者に身勝手な理由があったとしても他人を殺めてはならない。人目の付かないところで殺して車で運搬し人目の付かないところに遺棄したとしても日本の警察の捜査力はすごい。犯人、容疑者が逃げ切ることはほとんど不可能なのだ。それが分かっていながらどうして悲惨な事件が後を絶たないのか。
今回も、監視カメラ、Nシステムの情報が役立ったようだ。駐車場近辺の監視カメラが容疑者の車を捉え車種が特定されていたようだ。枚方大橋に設置されたNシステムが容疑者の車が行ったり帰ったりしているのと捉えた。警察は容疑者を特定し、捜索尾行し信号前で止まった容疑者の車を数台の警察車両が取り囲んだ。
テレビの特番で「警察24時」が放映されているが、その一画面にそっくりの展開になったようだ。
監視カメラは私たちの住んでいる街にも至る所で見受けられる。監視カメラを避けて移動しようと思っても無理なのだ。
携帯電話も居る位置を絞り込むには役立つ。電源をONにしていれば微弱電波が発信されているので分かるらしい。以前、有名人が薬物関係の疑いで追われていたとき携帯電話の微弱電波でその行動がおおよそ分かっていた。
Nシステムは国道、高速道など至るところで見受けられる。山陽道でスピード違反をやったことから「ねずみ取り機」を購入し車に付けたことがある。Nシステム、Hシステム、H/Lシステムの存在を知らせてくれた。
こんなところにNシステムを設置してどうするんだと思ったこともあるが、手配車両の追跡、犯罪捜査の重要な手がかりになるのだ。
昔の話になるが群馬から岡山まで高速道を使おうと長野道の岡谷ICに入ろうとしたら警察官が2人立っていて車のナンバーを控えているようだった。犯罪捜査の一巻だろうと思ったが今ではICの入り口にAVIシステムが設置され入り口での車両のナンバーの読み取りをやっている。
今までの警察の捜査は警察官の足を使っての捜査だったが、今では映像解析が重要になり「警察の捜査法も変わったが、警察官の質も落ちるのでは」と心配する声も聞こえる。
IT技術は進歩し、今では多数の行き交う通行人から特定の人間を選び出すことも出来、更には異常行動もチェックでき麻薬などの受け渡しも確認できるそうだ。警察官が指名手配者の顔を記憶して通行人からその人間を発見する事もあるそうだがIT技術が代わりにやってくれる。
こう言う技術も犯罪捜査などに利用されるのは良いが、間違った使用は危険だ。人権を侵す可能性もある。
そして、私たちはあらゆるところで監視されていることを忘れず殺人などを犯す行為はキッパリ止めるべきだ。そんな事をすれば自分や家族がどうなるかをしっかり考えるべきだ。
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