2015年11月14日土曜日

14日、5時51分薩摩半島西方沖地震、M7,震度4:津波も30cmを観測

5時51分 薩摩半島西方沖の地震情報
気象庁 2015.11.14
起きてラジオを入れると地震のニュースだ。5時51分、「九州地方で震度4の地震発生,津波に注意してください」という。急いでNHKテレビをつけると「震源は薩摩半島西方沖、深さ10km、M7.0」「九州で震度4,津波注意報」が表示され奄美の中継画像が出ていた。

NHKニュース 2015.11.14
そして津波注意報の発せられている海岸線と午前6時10分1mの津波到着予想が出ていた。

NHKは、「海岸には出ない」、「見に行かない」、「海岸での作業は止める」などの注意事項を報じていたが、これでは実際の震源地が分からない。他の局はどうかと思ってチャンネルを回すとNNNニュースが地図で震源地と各地の震度を表示していた。

黒丸が今回の震源域 多くの活断層が散在する
SAPIO 「活断層&活火山最新ハザードマップ」
に記入してみた
九州地方では南西諸島海溝付近でエネルギーがたまっているとみられ、巨大地震が心配されている南海トラフ巨大地震の震源域とは反対側で、気象庁地震情報では枕崎から西南西160km付近という(大体の位置を図示)。この付近は発生確率が「高い」「やや高い」と評価されてはいないが、改定に数多くの活断層が散在する場所だ。

南海トラフ巨大地震(M8~9)、日向灘プレート間地震(M7.6)への予震ではなさそうだ。

津波も注意報が出て54分後に中之島で30cmを観測、7時20分に解除されたが、200km弱の速度で押し寄せたことになる。30cmの津波は危険な津波で命を奪われることにもなる。

5時51分の本震の後、6時17分にM5.1,震度2,6時36分にM4.3,震度1そして7時20分に震度1が発生している。Tenki.jpで過去の地震を調べたら年に数回は発生しているが、薩摩半島西方沖地震の震源域は広い。

この付近の地震を誰か予測しているか調べてみた。

東大名誉教授で測量学の村井先生はGPS測定値から異常をはじき出し「異常変動全国MAP」を公開している。4cm以上の変動があれば「警戒ライン」としているMEGA地震予測によると、近くに九州・南西諸島警戒ゾーンがあり屋久島では7.6cmの変動があったと言う。
又、「さざ波雲」の観測からM5以上の地震が来ることを警告している総合観測センターの斉藤さんは「奄美大島~大隅半島沖」で地震が起きるリスクが高まっていると警告している。

いずれにせよ発生時期は当たっていないが各種の研究では危険地域になるのだ。

起きて直ぐ驚かされた薩摩半島西方沖を震源とし30cm(予想は1m)の津波を伴った地震だったので調べてみた。


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