2017年8月5日土曜日

今日の新聞を読んで(94):内閣人事局長が萩生田→杉田さんへ

新聞では小さい扱いだったが内閣人事局長が官房副長官で国会議員だった萩生田さんから官僚トップの杉田さんに替わった。「官僚主導から政治主導へ」と銘打って中央官庁の人事を一元的に扱う内閣人事局を作り、国会議員がトップにつき官僚の我が儘(?)を制したかに見えた。

しかし、「政治主導」の誤ったやり方だった。これにより森友疑惑、加計学園疑惑のように忖度する行政が横行し、前川前文科省事務次官が訴えたように「不公平な」行政を生んだ。

萩生田さんは加計学園の獣医学部新設での安倍総理の意向を反映させたキーマンとみられていたが、萩生田さんが替わっても菅官房長官の意向反映は替わらず従来通りとみられている。

逆に萩生田さんが党役員に移ったことで加計学園疑惑を隠蔽しようとする安倍官邸の思惑が見え隠れする。「目くらまし人事」なのだ。

今回の「仕事人内閣」発足で、内閣支持率はどう変わったか。

毎日新聞WEBは30%台後半で上昇、テレビ情報番組では40%前半で一様に上昇している。

でも、今回の支持率下落は「安倍さんが信用できない」「菅官房長官の上から目線」だ。ここが替わらなければ何とも言えない。安倍総理の「一時の丁寧な説明」「低姿勢」も簡単に直るものではない。


臨時国会が開催されると「経済再生」、政局運営に注目だ。ポスト安倍に野田、河野、岸田、石破さんらが名乗りを上げている。何かあると一気に「安倍離れ」が進むだろう。

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