哲学の道で石橋に座って「えんぴつ画」 を書く高齢者 2017.8.10 |
8月10日、はじめて「哲学の道」に行ってきたが、思考も停止するほどの真夏の京都の暑さだった。学生時代は見向きもしなかった「哲学の道」だが、娘家族と一緒の京都旅行で永観堂~銀閣寺へ哲学の道をたどった。
平日とあって観光客は少ない。店も閉めているところが多く桜の木に止まった蝉の声が優しく耳に響く。
西田幾太郎大先生が川側の(哲学の)道を歩きながら構想を練ったとのエピソードが有名であるが、最近の新聞によると事実と違うらしい。近親者の話では道脇に建つ木造二階建ての家の二階の廊下を行き来しながら構想を練ったのが本当らしい。
道から見ると、廊下を行ったり来たりする西田大先生の姿に皆、異様さを感じたらしいというのだ。
今は桜の木が植えてあり、道も石が敷かれ整備されているが当時は川側の石ころが多い普通の小道だったのではないか。奈良女子大の数学者、岡潔先生は猿沢の池の脇道をめぐりながら数学の構想を練っていたと言うが、こちらは本当らしい。
歩きやすく、うっかりしても危険のないことが大事なのだ。
川にまたがる石橋の上に座って「えんぴつ画」を書いていた高齢者の姿が印象に残った。
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