2017年8月28日月曜日

茨城県知事選で自民・大井川氏当選:本当に自民が勝ったと言えるのか

茨城県知事選は実質自民の大井川さんと現職・橋本さんの戦いで大井川さんが勝ったが、本当に自民が勝ったと言えるのか。都議会議員選挙以来自民の不利が伝えられ、今回の茨城県知事選も自民vs反自民の構図で考えていた。27日の夜のニュースでは出口調査で五分五分の戦いで橋本さんが少し不利だった。

今朝の新聞で、大井川さん497361票、橋本さん427743票、鶴田さん122013票、7万票差で自公公認の大井川さんが競り勝った。

でも、本当に自民党が勝ったのか。

現職・橋本さんは7期目を目指す多選候補だった。多選に対する反対はどの自治体でも見られる現象でもともと不利ではなかったか。もし自らの県政を評価するのであれば後継者を立たせるべきだった。

一方の大井川さんは若いし、10年先の茨城県を描いていた。

又、自民党は相変わらず公明党に助けられた感じだが、本当に公明党の支援がなければ勝敗は分からなかったのか。恐らく公明党自身が候補者を出していても負けたはずだ。

自民vs反自民を考えるのであれば反自民での共闘は出来なかったのか。何時も思うのだが共産党が反自民に協力していれば自民は負けていたことになる。今回もそうだ。

そして、原発を抱える県にあって再稼働賛成、反対を明確に出来なかったのか。橋本さんは終盤で再稼働反対を訴えて保守系が驚いたと言う。大井川さんはどういう態度だったか知らないが、憲法65条「地方自治」で「立地県特有な政策は住民投票で過半数を得ること」と規定されている。

今回、両候補が賛成、反対を明確にして闘えば住民投票の結果が出ていたのではないか。


投票率が前回の32%から44%に上がっていた。政府自民党は国政選挙並みの体制で闘ったために県民の関心を引いたのだろうが、これでは自民党が勝ったとは言いがたい。

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