2012年1月11日水曜日

小沢さん 「秘書に」「秘書に」では無責任すぎないか


小沢さん「秘書に」、「秘書に」では無責任すぎないか。10日の小沢公判での内容が詳しく報じられた新聞を見て無責任政治家にあきれ返るばかりだ。相当前の自民党政権時、汚職や政治資金問題で当該国会議員が「秘書が・・」、「妻が・・」を連発し、自分は関係していなかったと責任を回避する行動に出たことがあり、政治家として顰蹙を買ったことがある  

今回の秘書に責任を転嫁する小沢さんの作戦は、その時のことを思い出し、こんな政治家に国政を託していること自体を残念に思う。

指定弁護士の質問に対し、小沢さんは「収支報告書の作成は単純作業なので、担当者に任せて、十分正確にできる内容。私にはもっともっと関心、努力を集中してやらなければならない政治上の仕事がある」と答えている(2012.1.10 毎日Webニュース)。

小沢さんの関心は天下国家の話で、そのほかのことは秘書に任せていたというのだが、自分の政治団体、政治資金も満足に管理できない人間に国政を任せる有権者、国民はどう思うか。

案の定、自分の政治団体の越山会の規約にも、「会長の指示を受け会計処理をするという規定があるが・・」と指定弁護人に指摘され、小沢さんは違反を認める結果になったそうだ。

今回の政治資金規正法違反事件も形式犯で、訂正申告すれば済む問題だと安易に考えているから、秘書に責任を転嫁すれば自分は助かると判断したのだろうが政治家として、人間として判断ミスだ。

小沢さんは、40年という長い政治家生活でいったい何を学んだのだろうか。

強力な弁護団を結成し公判に臨んでいるが犯罪の成立要件もさることながら、大事なのは政治家自身の人間性だ。

敗訴すれば政治生命は当然絶たれるだろうが、万一勝訴しても檜舞台に再び躍り出る可能性は低いとみる。

天下国家を考えているというが、政治家としては古い、過去の政治家であることを認識すべきだ。

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