2018年7月6日金曜日

またまた不祥事,裏口入学:文科省よ 「意識を改め次の行動」宣言は何だったのか

2008年新しくなった文科省本庁舎

天下りあっせん、加計問題そして今度は裏口入学で局長の受託収賄罪での逮捕事件と不祥事が続く文科省に本当に意識改革があったのか。あの2007年の新築工事の時、工事敷地内囲い塀に掲げた「改行宣言」は何だったのか。

新築中の工事現場に掲示された殊勝な宣言
それによると

        建物が変わる。中身も変わる。
        意識を「改」め、次の「行」動へ。

      文科省は2008年3月新庁舎に移ります。
      新しくなるのは建物だけ。ではもったいない。
      この機会に私たちは、職員の意識改革に取り組み
      皆様により信頼される者を目指して
      新たな一歩を踏み出します。

      改行/計画       文部科学省

外側の国民に向かってではなく、内側の職員に掲げるべきだったのではないか。

国民に建屋の新築など税金の無駄使いと批判されるのを回避するためにこのような殊勝なことを言ったのだろうが、建物は新しくなっても中身は旧態然だったのだ。そうだろう建物は3年で新しくなるが中身の人間はそう簡単には代えられない。

交付金などを扱う文科省にも油断があったのだ。加計問題では安倍総理の友人に利権を売り渡し、高級官僚には天下りで応じ、今回は事務を所管する責任者である局長自ら犯罪を犯すことになったのだ。

文部行政のおかしな点が出ている。「いじめ」では教育委員会、学校がこぞって否定している事件では竿調査で事実とわかり謝罪する姿は目に余る。

新しく就任した文科相は歯切れの悪い謝罪会見の繰り返し。天下りで辞任した前川前次官の行動を監視、加計問題では安倍総理を忖度した行政も目に余る。

改行宣言はあの時の出来心だったのだ。

文科省も解体分離して文部省と科学技術庁に戻しトップがしっかり業務をみるようにしなければならないのではないか。行政改革で省庁の数は減るが人数が全く同じでは本来の改革ではない。

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2017.6.02掲載
加計学園疑惑で新文書発覚:文科省よ 「改行」宣言忘れたか
yamotojapan.blogspot.com/2017/06/blog-post_92.html


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