2018年7月11日水曜日

日産のコストカットもここまで来たか 無資格検査に続く測定データ不正使用


日産自動車のコストカットもここまで来たか、昨年9月の無資格者検査に続き今度は排ガス測定データの不正使用だ。ゴーン氏のコストカット、売り上げ至上主義であの経営不振から立ち直り電気自動車を先行する企業まで育ったのか。

あの経営不振の時、国内の企業は誰も手を差し伸べなかった。どうなるかと思っていたらフランスのルノーが手を差し伸べた。そして送り込まれたのがコストカッターと言われたゴーン氏だ。日本の経営者ではできない武蔵工場の閉鎖、コストカット、人員整理と矢継ぎ早の再建策が功を奏したようだ。

しかし日産の体質はコストカットで無資格者検査、測定ーデータの不正使用と昨年9月に明らかになった不正行為に対する自浄能力を欠く出来事が続く。経営者のコンプライアンス欠如が明らかになる・役員でもあるコンペテイテイブ・オフィサーと呼ばれる人が記者会見で陳謝したが経営陣の中で彼の地位はどこなのか。

経営トップが品質に最高責任を持つ体制になっていなかったのが問題ではないか。

経営は売り上げ至上主義だ。売り上げ台数で業界内での立場が評価される。当然に売り上げに影響する部門の対応の遅れで不正が発生したのだろう。

企業内には国の基準より厳しい独自の基準を設定し合否を決めているのだろうが、独自基準に違反しても国の基準はクリア―していると思ったのか。

そしてゴーン氏への機嫌とりだ。業績を上げれば経営力を評価され高給がもらえるようになる。日本の重役がゴーン氏の報酬は高すぎると忠告したが聞かなかったようだ。

日産はこれらの件でどう対応しているのかHPにアクセスしてみたがなかなか思うようにアクセスできなかった。むしろアクセスすることを拒んでいるようにしかみえなかった。

それでも完成検査不正によるリコール、完成検査時の排ガス測定における不適切行為についての見解が乗っていた。
一方で「日産の車つくり」では、品質への取り組み、「日産では品質にたいするポリシーを明確化するとともに新車開発ごとにますます品質を高めていく総合的なシステムを構築しています」と主張している。

では、なんでこんな不祥事が続くのか。

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